凍りついたドナウ川で、野生のキツネが氷に閉じ込められた状態で発見される
ドイツの川で死んだキツネが、氷に閉じ込められた状態で発見され、話題となっている。
●川で溺れそのまま凍りつく
そのキツネが発見されたのはドイツ南西部、バーデン・ビュルテンビルク州にあるフリディンゲンという町の近くを流れるドナウ川。
ハンターのFranz Stehleさんが先週、氷を切り出したところ、キツネが閉じ込められた状態になっていたという。
キツネは川で溺れたとみられ、ドイツを襲った厳しい寒波の影響で川が凍り、このような姿になったと考えられている。
●ヨーロッパ全体で60人以上死亡
英紙INDEPENDENTによれば、ここ数日間続く極端な気温低下や降雪のため、ヨーロッパ全体ではすでに60人以上もの死者が出ているという。
また交通機関への影響も出ており、飛行機の欠航が相次ぎ、トラックや船での輸送も制限され、人々の生活に大きな影響を与えているそうだ。
さらにポ-ランドではマイナス30℃まで冷え込み、ブタペストでは町の中心を流れるドナウ川に珍しく大量の氷が流れるという事態も発生した。
●決して珍しいことではない
ハンターのStehleさんは、野生動物がこのように凍るのは珍しいことではないと語っている。実際にこれまでも凍った鹿やイノシシなども発見してきたという。
とはいえこの写真は、やはり今回の寒波の厳しさを象徴するものと言えるかもしれない。
出展元:INDEPENDENT:Fox frozen in block of ice after drowning in river as temperatures plunge across Europe(1/13)
出典元:abc NEWS:Frozen Fox Extracted From Danube on Display in Germany as Warning of Icy River(1/13)