白人至上主義者がDNA検査、純粋な白人ではないという結果に多くがショック
白人至上主義者がDNA検査を受け、純粋な白人ではないという結果に多くがショックを受けていることが明らかとなった。
3000の投稿にDNAの結果への議論が
アメリカでは白人至上主義者の言動が活発になっているが、彼らの間ではDNA検査を受ける人が増えているという。
そして検査を受けた人は、その結果をネオ・ナチが集まるフォーラム・サイトなどで明らかにしているのだが、その中には純粋な白人ではなかったことを告白している人もいるそうだ。
この調査を行ったのはUCLAの社会学者である、Aaron Panofsky氏とJoan Donovan氏。彼らは過去10年に渡り、白人至上主義者が集まるサイト「Stormfront」の投稿を調査してきたとされている。
すると3000以上の投稿でDNAテストの結果を議論しており、その中には自身が実際にはアフリカや中東の人々の血を引いていることにショックを受けている内容もあったという。
言い訳や陰謀論を唱える人も
実際に白人至上主義者のCraig Cobb氏も、「The Trisha Show」という番組に出演し、遺伝子の14%がアフリカの祖先から受け継いでいると発言しているそうだ。
もっとも彼はそのテスト結果を信じないと主張しているが、同様にフォーラム・サイトでも「DNAテストよりも自分は自身のことをよく知っている」と言い訳をする者もいるらしい。
また、そのような意外な結果にショックを受けている白人至上主義者に対し、フォーラム・サイトではさまざまなアドバイスが寄せられているとか。
ある人物は「私のアドバイスは、DNAテストを信用する前に、あなたの祖父母が語ったことや、あなた自身の家系の研究を信用すべき、ということです」とコメント。
さらに「これはユダヤ人がDNAを得るための秘密の作戦だと思う。その後、ユダヤ人は私たちに対して生物兵器を作るために、データを使う可能性がある」という陰謀論を掲げる人も。
しかも実際に結果を受け取った人の中にも、白人以外の遺伝子の割合を公表しない者や、「多文化主義を広めるため、不正に操作された結果」だと主張する人もいるという。(了)
出典元:METRO:White supremacists are discovering through DNA tests that they aren’t 100% white(8/20)