空港のトイレで、虐待を受けた生後3カ月の子犬が捨てられているのが発見される
まだ生まれて間もない子犬がアメリカの空港で、飼い主によって捨てられているのが発見された。
飼い主のメモと一緒にトイレで見つかる
子犬が見つかったのはラスベガスにある、マッカラン国際空港内のトイレの中とされている。
7月2日に女性から通報を受けた空港職員がトイレを調べたところ、まだ生後3カ月ほどのポメラニアンとチワワの血を引く子犬が発見され、そばには飼い主が書いたと思われるメモが残っていたという。
そのメモには次のように書かれていたそうだ。
「ハイ、僕はチューイ。僕の飼い主の女性は、彼氏からいじめられており、僕を飛行機に乗せる金銭的な余裕もなかったんだ。彼女は僕を心から残しておきたくはなかった。でも彼女には他に選択肢がなかったんだ」
さらにメモには、チューイが飼い主の前のボーイフレンドから蹴られたことや、殴られたらしく頭に大きなコブがあること、さらに獣医に見せる必要があることが、書かれていたという。
1000人が引き取りたいと申請
そのため空港職員は、すぐに動物保護団体の「Connor and Millie’s Dog Rescue」へ連絡。さらにその団体は動物の救急病院へチューイを連れて行き、獣医の診察を受けさせたそうだ。
しかし幸いなことにチューイは大きなケガを負っておらず、それから町の中央動物病院へ連れて行かれ、健康証明書を発行してもらったとか。
さらに「Connor and Millie’s Dog Rescue」はその後、このエピソードをソーシャル・メディアで紹介。すると先週の木曜日の締め切りまでに、約1000人がチューイを引き取りたいとして申請を行ったという。
現在、チューイは他の犬や子供たちとともに過ごし、育児ケアを受けており、今後は実際に家で暮らすためのトレーニングも受けることになるそうだ。
「Connor and Millie’s Dog Rescue」のDarlene Blair氏はとにかく、まずはチューイを生涯面倒見てくれる優しい家が見つかることを願っているという。
出典元:ABC News:Puppy left at Las Vegas airport looking for a new home(7/10)