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イスラエル軍が「ハマス」の指導者の自宅を包囲か?南部の住民に避難要請

イスラエル軍が「ハマス」の指導者の自宅を包囲か?南部の住民に避難要請
X_Emanuel (Mannie) Fabian

イスラエル軍はガザ地区の南部と北部で、激しい戦闘を繰り広げているという。

 

シンワル氏の自宅を包囲

 

ここ2日間、イスラエル軍はガザ地区北部のジャバリア難民キャンプとシュジャイヤ地区、そして南部のハンユニスやバニ・スヘイラの町を集中的に攻撃していると言われている。

 

イスラエル側は、ハンユニスを「ハマス」の軍事・行政の拠点と考えており、現在地上部隊がハンユニスの中心部に入り、家々を回りながら、攻撃を加えているという。

 

 

またイスラエル軍は12月6日、ハンユニスで、「ハマス」の指導者の1人であるヤヒヤ・シンワル氏の自宅を包囲したとし、現在彼が地下に潜伏していると発表した。

 

「洪水が彼らを襲った」

 

イスラエル軍は12月6日、ハンユニスの住民に対し、より安全なエリアへ逃げるよう促し、ビラなども撒いたという。

 

しかしそのビラには、「彼らは悪事を働く者だったため、洪水が彼らを襲った」と書かれていたそうだ、

 

この文章は、コーランや聖書に書かれている「ノアの大洪水」の一節とされ、これを読んだパレスチナ人たちは、「もっと酷いことが起こることを意味している」と確信しているという。

 

 

しかも国連や支援機関は、すでに「ガザ地区には安全な場所はない」と住民らに警告しており、食料や燃料も不足し、病気の蔓延や飢餓に陥ることも危惧されている。

 

そんな中、イスラエル政府は、ガザ地区南部での人道的危機と病気の発生を防ぐために、最小限の燃料の追加搬入を許可することに同意した。

 

東エルサレムでの住宅建設を承認

 

その一方でイスラエル政府は、東エルサレムにおいて、新たに1700戸以上の住宅の建設を承認したという。

 

この発表を受け、パレスチナ自治政府の外務省は12月5日、「イスラエルが、ガザ地区での国際的な懸念を利用して、占領下のエルサレムへの入植地建設を承認している」と非難した。

 

パレスチナ外務省は、「これは、エルサレムに入植地や入植者をあふれさせ、周囲のパレスチナ人からエルサレムを切り離す計画の一環だ」と述べている。

 

 

ガザ地区の保健当局によれば、10月7日以来、イスラエル軍の攻撃により、7112人の子供、4885人の女性を含む、少なくとも1万6248人が殺害されたという。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: Hamas’s Gaza leader ‘hiding underground’, says IDF(12/6)

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