カナダの海岸に謎の難破船が姿を現す、1800年代の船の可能性【動画】
カナダ東部のニューファンドランド島南西部にある海岸に先日、ミステリアスな難破船が姿を現し、研究者が特定を進めようとしている。
ドローンで難破船を撮影
その難破船は、「J.T. Cheeseman州立公園」の付近の住民によって発見され、浅瀬には大きな木製の船体、砂の上にも木材がいくつか打ち上げられていたという。
Corey Purchaseさんは、この情報を聞きつけ、その海岸を訪問。ドローンで難破船の姿を空から撮影した。
Purchaseさんはメディアに対し、「私が思っていたよりも、ずっと大きかったです。私たちが見ることができるのは、(船体の)半分だけだと思います」と語っている。
100年以上埋もれていた可能性
Purchaseさんによれば、この難破船は昨年のハリケーン「フィオナ」などの嵐によって掘り出されるまで、100年以上埋もれていた可能性が高いという。
ニューファンドランド・ラブラドール州難破船保存協会会長のニール・バージェス氏も、Purchaseさんのビデオを視聴し、次のように語っている。
「今のところは単なる推測ですが、写真やドローンの画像を見ると、おそらく1800年代のものでしょう。それ(船に使われた木)がオークやブナ、あるいはそのような広葉樹種であれば、船がここニューファンドランドで作られたものではなく、おそらくヨーロッパのどこかで作られたものであることがわかります」
バージェス氏は今後、州の考古学局のチームとともに、難破船がある海岸を直接訪問する予定だという。(了)
出典元:UPI:Shipwreck washed up in Newfoundland suspected to be from 1800s(1/30)