教師が生徒のアート作品を、勝手にネットで販売していた!【カナダ】
カナダの男性教師が、生徒の承諾を得ずに、彼らが作ったアート作品を、ネット上で販売していることが明らかになった。
中学校で美術を教えている教師
その教師とは、ケベック州・モントリオールにあるウェストウッド中学校で、美術を教えているマリオ・ペロン氏だ。
その中学校の生徒は先日、美術教師のウェブサイトを検索した時、自分たちが作ったアート作品、例えばコーヒーマグや携帯電話のケース、衣服が販売されていることに気付いたという。
またそのサイトでは絵画も販売され、「ジュリアの不気味な肖像画」や「シャーロットの不気味な肖像画」といった、生徒の名前の付いた作品名がつけられていたそうだ。
Parents fuming after Montreal-area teacher allegedly sells students’ art online without their knowledge https://t.co/P2lZw0Mcmv
— CTV Montreal (@CTVMontreal) February 8, 2024
SNSのアカウントも閉鎖
このサイトには、90点以上もの生徒の作品があったとされるが、2月12日時点では、生徒の作品は購入できなくなったという。
またペロン氏のアート・サイトに紐づけられた、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSのアカウントも閉鎖されたそうだ。
娘2人の作品が売りに出されているのを見つけたマイケル・ベネットさんは、CTVニュースに対し、次のように語っている。
「これは全く、信じられないことです。(ペロン氏は)市場に合わせてこうした種類の肖像画を制作するよう、(生徒たちに)求めているのでしょうか? その点については、よくわかりません。しかし、私はこの人には、まったく感心しません。学校や教育委員会も、感心しません。(娘たちは)騙されたと感じています」
教育委員会は声明で、「状況を認識しており、これらの申し立てを非常に深刻に受け止めている」とし、調査は「進行中」であると述べた。(了)
出典元:The Guardian:Canadian teacher accused of selling students’ art on personal website(2/12)