ガザ地区で飢餓が広がる、8歳の女の子が餓死
ガザ地区では人道支援物資の搬入が制限されており、飢餓が広がっているという。
死因は「餓えと脱水症状」
そして先日、8歳のパレスチナ人少女が餓死したと報じられている。
スイスに本部を置く人権団体「ユーロ・地中海人権モニター(Euro-Med Human Rights Monitor)は2月17日、ガザ北部でHanin Jum’aaという名前の少女が、餓死で死んだケースを記録したと明らかにした。
少女の父親、Salehさんによれば、Haninさんはカルシウム欠乏症を患い、亡くなる前の夜には「お腹が空いた」と訴えていたという。
そして夜明け前には、具合が悪くなり、まるで死の淵にいるようだったため、Salehさんは娘をロバの荷車に乗せて病院へ連れて行ったそうだ。
しかしその後、Salehさんは医師から、娘が「餓えと脱水症状」で死亡したと伝えられたという。
Four months into a brutal war. The toll on civilians is unimaginable. Already 5% of Gaza’s population has suffered death, injury, or separation.
17,000 children torn from their parents. Starvation looms. Desperately needed aid is not going into #Gaza. There’s no sanctuary.… pic.twitter.com/TBldfCei4U
— Philippe Lazzarini (@UNLazzarini) February 15, 2024
There are no words. pic.twitter.com/47DQo3FqXC
— UNRWA (@UNRWA) February 17, 2024
人道支援物資の制限、住民への銃撃
イスラエル軍は飢餓を戦争の武器として用いており、攻撃により人道支援団体の活動も抑制され、人道支援物資の搬入も制限されているという
特にガザ地区の北部では支援物資が不足しており、多くのパレスチナ人が毎日の食料を手にするのに苦労し、子供たちに食べさせるために、動物用の飼料に依存していると言われている。
しかもイスラエル軍は、人道支援物資の到着を待つパレスチナ人にさえ、銃撃しているそうだ
このようなガザ地区の状況について、ブラジルのルーラ大統領は2月18日、訪問中のエチオピアで記者団に対し、次のように述べた。
「ガザ地区で、パレスチナの人々に起きていることは、今まで歴史上なかった。いや、あった。ヒトラーがユダヤ人殺害を決断した時だ」(了)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: No victory without Rafah operation – Netanyahu(2/17)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Eight die at Nasser Hospital as oxygen runs out(2/18)