マスク氏が所有して以来、アメリカで「X」の利用者が23%減少
イーロン・マスク氏がツイッターを買収し、ブランド名を「X」に変更して以来、アメリカでの利用者数が約5分の1も減少したと報じられている。
アメリカでのユーザー数が減少
アプリ監視会社「センサータワー」のデータによると、2024年2月の時点で、アメリカにおける「X」アプリの毎日の利用者は、マスク氏が買収を完了した直後の2022年11月以来、23%減少していたという。
もっともこの時期、他の主要なSNSも利用者の減少があったが、「X」ほどユーザー数が減少したものはなかったそうだ。
NBCニュースが報じたデータによると、アメリカではTikTokのユーザー数が10%弱の減少となったが、FacebookやInstagram、Snapchatは、いずれもユーザーの減少が5%未満だったという。
世界的には、やや好調
ただ世界的にみると、「X」の方がやや好調で、毎日のアクティブなアプリ・ユーザー数が1億7400万人おり、15%の減少にとどまったそうだ。
ただし「センサータワー」は、Web経由でSNSにアクセスするユーザーや、デスクトップ・アプリを使用するユーザーを追跡していない。
このため正確なユーザー数を計測するするために、数多くの他の情報源に依存しているという。
「X」社は、「センサータワー」の主張を暗に否定しており、「2億5000万人が毎日、Xを利用しており、月に5億5000万人がサイトに訪問している」と主張。「1日の平均プラットフォーム利用時間」と「1日のアクティブユーザー時間」も両方、前年同期比で増加していると述べている。
しかし「X」の企業価値は、2022年11月から2023年11月にかけて71.5%も減少しており、評価額は買収時の440億ドルから125億ドルにまで下落したという。(了)
出典元:The Guardian:Twitter usage in US ‘fallen by a fifth’ since Elon Musk’s takeover(3/26)