イスラエル軍がガザ全域で攻撃を継続、ラファでも子供を含む11人が死亡
イスラエル軍は4月18日にもガザ地区全域に攻撃を行い、多数の死者が出ている。
ガザ地区中部でもイスラエル軍が空爆
特に攻撃が激しかったのは、南部の町、ラファだ。ここでは昨晩、イスラエル軍による空爆が行われ、5人の子供を含む、少なくとも11人のパレスチナ人が殺害されたという。
またガザ地区中部の町、al-Mughraqaや、Deir el-Balahでも空爆が記録されており、al-Mughraqa地区では民間人3人が死亡、数十人が負傷したそうだ。
これらの町は、イスラエル軍による大規模な攻撃が行われ、多くの地区が完全に破壊されたと言われている。
イスラエル軍の撤収後、破壊の爪痕
一方、ガザ地区中部にあるヌセイラト難民キャンプでは、イスラエル軍が数日間にわたって攻撃を加えた後に撤収したが、大規模な破壊の爪痕が残された。
ガザ地区のメディア・センターによれば、数日間のイスラエル軍の攻撃により、ヌセイラト難民キャンプでは1万3000戸の住宅が破壊され、75人が死亡、348人が負傷、100人が行方不明になっているという。
このため現在、救急隊が倒壊した建物に派遣され、救出作業を進めており、数人が助け出されたものの、多くが瓦礫の下に埋まっており、遺体回収には重機が必要な状況になっている。
Destruction left by the Israeli army at Al Nuseirat refugee camp in central Gaza. pic.twitter.com/Kt1CXVc0Fo
— Palestine Online (@Palesline) April 18, 2024
またイスラエル軍が、ガザ地区南部のラファへの侵攻に備え、国境付近にさらに多くの戦車と装甲車両を配備したとの情報も伝えられている。
ヨルダン川西岸で40人を拘束
ヨルダン川西岸地区では18日、イスラエル軍により、40人のパレスチナ人が拘束された。
ガザ地区の通信社「Wafa」によれば、これらの拘束はヨルダン川西岸の町、ナーブルスやラマラ、ベツレヘム、エリコ、ヘブロン、エルサレムで行われたという。
またイスラエル軍は、ヘブロンの町で拘束した2人の家も破壊したと報告されている。
ガザ侵攻以来、ヨルダン川西岸でもイスラエル軍は毎日、パレスチナ人を襲撃しており、パレスチナ捕虜監視機関は10月7日以来、少なくとも8000人が逮捕されたと発表した。(了)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Gaza a ‘humanitarian hellscape’ – UN chief(4/18)