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大学での親パレスチナのデモ、今までに900人の学生を逮捕【アメリカ】

大学での親パレスチナのデモ、今までに900人の学生を逮捕【アメリカ】
X_Columbia Students for Justice in Palestine

現在、アメリカの多くの大学で親パレスチナのデモが行われているが、今までに900人の学生が逮捕されたという。

 

コロンビア大学では交渉が決裂

 

ニューヨーク市にあるコロンビア大学で4月18日に、親パレスチナのデモが行われ、以来全米の大学で、学生たちが大学側にイスラエルと関係のある団体や企業とのつながりを断つよう求め、キャンパス内にテントを張り、抗議を行ってきた。

 

しかしコロンビア大学で100人が逮捕された他、さまざまな大学でも警察などが介入し、これまでに900人が逮捕されたという。

 

コロンビア大学では、学生らがイスラエルと関係のある資産の売却や、財政の透明性、抗議活動で懲戒処分を受けた学生や教職員への恩赦を求めて、交渉を行ってきた。

 

しかし交渉は決裂し、大学側は29日、学生たちに抗議デモの解散を要求。そして午後2時までにキャンパス内から退去しなかった場合、停学になると警告した。ただその時間になっても、抗議活動に参加していた学生たちは、その場を去らなかったそうだ。

 

保護者がニューヨーク大学を非難

 

ニューヨーク大学では、親パレスチナの抗議デモに参加していた学生らが逮捕されたことを受け、約600人の保護者らが、大学側の対応を批判した。

 

保護者らは、ニューヨーク大学のリンダ・ミルズ学長の対応を批判し、公開書簡を送ったという。

 

その中で保護者たちは、「私たちの最優先事項は、子供たちの安全と表現の自由」だと主張。「危険で暴力的な状況を作り出したのは、機動隊に学生を逮捕する権限を与えたリンダ・ミルズとニューヨーク大学だった」とし、「逮捕は残忍で。不当なものだ」と非難した。

 

テキサス大学で多くの学生を逮捕

 

29日にはテキサス州のオースティンにあるテキサス大学でも、警察が介入し、親パレスチナの抗議デモに参加していた学生が多く拘束されたという。

 

学生たちは、キャンパス内にテントを張り抗議活動を続けていたが、大学側は立ち退きを命じていたそうだ。

 

警察は大型バスを用意して現れ、拘束した学生らを次々にバスの中に収容。しかし、その対応は過剰なものだったと批判されている。

 

パリのソルボンヌ大学で抗議デモ

 

フランス・パリにあるソルボンヌ大学でも、親パレスチナの抗議デモが行われていたが、29日には、警察がキャンパス内に入り、テントを張っていた数十人の学生を排除したという。

 

学生たちは大学の中庭で野営していたが、排除された後は、大学側が建物を封鎖。これにより学生たちは門の外で、抗議活動を続けたそうだ。

 

学生らは「フリー・パレスチナ」と唱え、大学側にガザ侵攻を続けるイスラエルを非難するよう求めたという。

 

 

イスラエル軍は29日にもガザ地区へ攻撃を続け、南部のラファや北部のガザ市では、少なくとも34人のパレスチナ人が殺害された。犠牲者の多くは、子供や女性だったとされている。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live news: 40-day ceasefire offered to Hamas, says UK(4/28)

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