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「ガザ地区での戦闘は年末まで続く」イスラエルの高官が発言

「ガザ地区での戦闘は年末まで続く」イスラエルの高官が発言
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イスラエルの高官は、ガザ地区での戦闘が今年の年末まで続く可能性がある、との見通しを示した。

 

さらに7カ月間、戦闘が続くと予想

 

イスラエルの国家安全保障顧問であるTzachi Hanegbi氏は5月29日、公共ラジオにおいて次のように述べた。

 

「ハマスの軍事力と統治能力、そしてより小規模なイスラム聖戦を破壊するために、さらに7カ月間の戦闘を予想している」

 

また「イスラエル国防軍は、目標を達成しつつあるが、当初から戦争が長くなると言われており、彼ら(政府は)2024年は戦争の年として指定している」と語ったという。

 

国際司法裁判所は先日、イスラエルに対して、ガザ地区南部のラファへの攻撃を停止するよう命じたが、イスラエル軍はそれを無視し、現在も大規模な攻撃を続けている。

 

アメリカ製の爆弾が使用された可能性

 

また5月26日、イスラエル軍はラファにあるパレスチナ人の難民キャンプを空爆し、45人以上を殺害したが、その際アメリカ製の爆弾が使われた可能性が指摘されている。

 

ニューヨーク・タイムズ紙は「翌日、攻撃現場で撮影された弾薬の破片は、アメリカで設計・製造された爆弾『GBU-39』の残骸だった」と報じた。

 

 

その爆弾の破片の中には、標的に向かって「GBU-39」を誘導するために、垂直安定板を制御する尾部作動システムなどがあったという。

 

ちなみに「GBU(Guided Bomb Unit)」とは、無誘導爆弾に装着して、誘導爆弾に変える装置とされている。

 

また爆弾の破片には、「81873」で始まる一連の数字も記されていたそうだ。

 

ニューヨーク・タイムズ紙によると、この数字は「固有の識別コード」で、「GBU-39」を含む爆弾の部品を供給している、コロラド州の企業にアメリカ政府が割り当てたものだという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: ‘Rafah is on fire’(5/29)

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