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ドイツ最大の武器メーカーのトップに対し、ロシアが暗殺を計画か?

ドイツ最大の武器メーカーのトップに対し、ロシアが暗殺を計画か?
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ロシア政府が、ドイツの武器メーカーの社長を暗殺しようとしているとの情報がもたらされたという。

 

米当局がドイツ側に伝える

 

その暗殺計画のターゲットにされているのは、ラインメタル社のアルミン・パペルガー社長(CEO)だ。

 

CNNの報道によれば、アメリカ政府は今年初めに、ドイツ当局にロシアによる暗殺計画を伝え、その後パペルガー社長の警備が強化されたという。

 

X_@MichaelBroecker

 

この件について、ドイツ内務省はコメントを拒否。しかしアンナレーナ・ベアボック外相は、詳細について概ね認め、NATO首脳会議で記者団に対し、次のように語った。

 

「ラインメタル社に関する最新の報告を踏まえれば、これは私たちがここ数カ月、実際にますます明確にやりとりしてきた内容です。ロシアはハイブリッドな侵略戦争を仕掛けています」

 

ロシア政府は暗殺計画を否定

 

ロシア政府のペスコフ報道官は、この暗殺計画の疑惑について否定。「全てが、また別の偽りの物語のように伝えられており、このような報道を真剣に受け止めることはできない」と述べたという。

 

一方、ラインメタル社も「企業セキュリティ」の問題についてコメントを避けたが、パペルガー社長は「フィナンシャル・タイムズ紙」に対して「ドイツ当局が、私の周りに厳重な警備を敷いた」と語っていた。

 

ラインメタル社は、世界最大の弾薬製造業者の1つとされ、ウクライナへの武器や装甲車、軍事装備品の供給において、重要な存在となっている。

 

また最近、ラインメタル社はウクライナ西部に戦車修理工場を開設。先月、同社は今後数年間にわたり、ウクライナと協力を拡大する協定に締結し、その協定には砲弾製造の合弁事業も含まれていたそうだ。

 

ドイツのショルツ首相は、暗殺計画について直接の言及を避けたが、「ドイツがロシアのさまざまな脅威にさらされていることは周知の事実であり、細心の注意を払っている」と述べた。

 

ドイツでは5月初旬、ベルリン南西部でディール・メタル社所有のビル群が炎上した。火災の原因は技術的な欠陥とされたが、破壊活動の可能性も否定されていない。

 

またポーランドとリトアニアでも、不審な火災が報告されている。(了)

 

出典元:BBC:German shock at reported Russian assassination plot(7/12)

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