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トライアスロンのベルギー選手が大腸菌に感染か、セーヌ川での競技の後

トライアスロンのベルギー選手が大腸菌に感染か、セーヌ川での競技の後
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パリ・オリンピックのトライアスロン競技の後、ベルギーの女性選手が大腸菌に感染したと報じられている。

 

ベルギーチームが「混合リレー」から撤退

 

その選手とは、クレール・ミシェルさん(35)だ。彼女は7月31日、セーヌ川で行われた女子トライアスロンに出場し、38位でフィニッシュした。

 

しかしベルギー新聞「デ・スタンダール」紙によれば、その後、ミシェル選手は大腸菌に感染し、具合が悪くなったという。

 

彼女はトライアンスロンの「混合リレー」にも出場する予定だったが、結局ベルギーチームは、「混合リレー」から撤退することを決めた。

 

ベルギーオリンピック委員会(COIB)は、ミシェル選手がどのような病気を患っているのかを明らかにしていないが、「教訓が、将来のトライアスロン大会に生かされることを期待している」と述べている。

 

市長が水質改善をアピールするも…

 

そもそも高レベルの汚染と病気の危険性のため、セーヌ川での遊泳は、100年以上禁止されてきたそうだ。

 

しかしフランス当局はオリンピックに合わせ、セーヌ川を泳げるようにするために、再生プロジェクトに約14億ユーロ(約2200億円)もの投資を行ってきたという。

 

そしてセーヌ川の水質検査は毎日実施され、大会前には、パリのアンヌ・イダルゴ市長がセーヌ川で泳ぎ、水質が十分きれいであることをアピールした。

 

しかしその後も大雨が降るなどして、水質が悪化。男子トライアスロンのレースや、公式練習なども、度々延期された。

 

スイスチームも8月3日、男子レースに出場したエイドリアン・ブリフォッド選手が胃感染症を患っており、混合リレーには出場しないと発表している。(了)

 

出典元:BBC:Belgium out of triathlon relay as athlete falls ill(8/4)

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