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ガザ地区南部から、6万人のパレスチナ人が強制的に避難:UNRWA

ガザ地区南部から、6万人のパレスチナ人が強制的に避難:UNRWA
X_Husam Zomlot

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、ガザ地区南部のハンユニスから、多くのパレスチナ人が避難を余儀なくされていると報告している。

 

推定で6万人から7万人が避難

 

UNRWAによれば、8月8日までにガザ地区南部のハンユニスから、西部の「安全地帯」に指定されたアル・マワシ地区に向けて、推定で6万人から7万人のパレスチナ人が避難を余儀なくされているという。

 

またガザ地区全体でも、イスラエル軍の命令により、数千の家族が強制的に避難させられているそうだ。

 

特に南部のハンユニスでは、再び避難命令が出され、自宅に戻っていた数千人のパレスチナ人が、避難を始めているという。

 

避難生活を続けているパレスチナ人のアハメド・アル・ファラさんは、ロイター通信に対し、次のように語っている。

 

「私たちには、どこへ行けばいいのか、わからない。海岸かアル・マワシ地区か?ここには安全な場所などない。イスラエル軍はあらゆる場所を攻撃し、すでにアル・マワシを攻撃し、多くの人が殺された。安全などない。安全は神と共にある」

 

ガザ地区全体で35人が死亡

 

イスラエル軍は8月9日にも、ハンユニス東部の住宅を攻撃。パレスチナ人ジャーナリストのタミム・ムアマル氏を含む、少なくとも7人が死亡したという。

 

 

またイスラエル軍は、自ら「安全地帯」に指定したアル・マワシ地区へも攻撃。少なくとも6人のパレスチナ人が殺害された。

 

ガザ地区中部の町、Deir el-Balahでも、イスラエル軍が避難民のいるテントを攻撃し、少なくとも4人のパレスチナ人が殺害された。

 

さらに中部のヌセイラト難民キャンプにある住宅にも、イスラエル軍による空爆が行われ、瓦礫の下から4人のパレスチナ人の遺体が回収され、負傷者が保護されたそうだ。

 

ガザ地区の医療関係者によれば、8月9日のイスラエルの攻撃で少なくとも35人が死亡、そのうち19人はハンユニスで殺害されたという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel war on Gaza updates: Israel kills Hamas official in Lebanon’s Sidon(8/9)

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