Switch news

知っておきたい世界のニュース

イスラエル軍がガザ中部に避難命令、戦車から逃れる人々がパニックに

イスラエル軍がガザ中部に避難命令、戦車から逃れる人々がパニックに
X_Quds News Network

イスラエル軍は、ガザ地区中部の町、Deir el-Balahにいるパレスチナ人に新たな避難命令を出し、地上作戦が中部へ拡大する恐れが出てきた。

 

迫る戦車に逃げ惑う人々

 

イスラエル軍は8月21日、Deir el-Balahの一部の地域に新たな避難命令を出し、多くのパレスチナ人が、この町の西の郊外へと避難し始めたという。

 

またイスラエル軍の戦車の姿も、南東の「アルマズラ学校」のエリアで目撃され、すでに民間人の近くで砲撃を始めたそうだ。

 

また回転翼が4つあるドローンの「クアッドコプター」も人々を狙って銃撃しており、この地域を一時、恐怖とパニックの波が襲ったという。

 

Deir el-Balahには約100万人の避難民が暮らしているとされ、水道や衛生ネットワークのインフラはほぼ崩壊しており、避難命令が出されても、多くのパレスチナ人には行く場所もないそうだ。

 

イスラエル軍は南部にいた戦闘部隊を移動させているとみられ、今後地上作戦が中部へと拡大すると見られている。

 

50人のパレスチナ人が殺害される

 

一方、イスラエル軍はガザ地区全域でも空爆を続けており、8月21日には過去24時間で、少なくとも50人のパレスチナ人が殺害され、124人が負傷したという。

 

イスラエル軍は、ガザ地区北部のガザ市にある学校「Salah al-Din校」と近隣の住宅を空爆し、4人のパレスチナ人が死亡、18人が負傷した。

 

またガザ地区南部のハンユニスの近郊、Bani Suhailaの町も、イスラエル軍の空爆により避難民のテントが攻撃され、7人のパレスチナ人が死亡。そのうち2人は子供で、5人は女性だったという。

 

中部のDeir el-Balahでも、避難命令後にイスラエル軍が逃げる群衆に発砲。少なくとも1人のパレスチナ人が殺害され、数人が負傷したそうだ。

 

イスラエル軍もこの日、戦闘機がガザ地区全体の約30の標的を攻撃したと認めている。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Israeli tanks seen in Deir el-Balah amid attacks(8/21)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top