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イスラエル軍がガザ地区中部などで攻撃を強化、40人以上のパレスチナ人が死亡

イスラエル軍がガザ地区中部などで攻撃を強化、40人以上のパレスチナ人が死亡
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イスラエル軍はガザ地区中部や南部で攻撃を強化しており、8月22日には少なくとも40人以上のパレスチナ人が殺害された。

 

ガザ中部に地上侵攻を開始

 

イスラエル軍は21日、ガザ地区中部の町、Deir el-Balahの東部に住むパレスチナ人に避難命令を出したが、22日には地上侵攻を開始したという。

 

Deir el-Balahの東部地域に住む数千人のパレスチナ人は、身の回りの物を抱え、車やロバ、徒歩などで西部地域へと移動しているが、21日の夜から22日の朝にかけて爆発音が響き続けたそうだ。

 

 

イスラエル軍の砲兵部隊と戦闘機は、Deir el-Balah市の住宅街や主要な公共インフラを引き続き標的にしており、市内にある学校も、イスラエル軍のドローンにより攻撃を受け、2人のパレスチナ人が死亡した。

 

またイスラエル軍は北部のガザ市にあるShaimaaエリアでも砲撃を行い、複数の家族が負傷。ザイトゥーン地区の東部でも、パレスチナ人の一団が砲撃を受け、1人が殺害されたそうだ。

 

さらにイスラエル軍は、南部のハンユニスやラファでも攻撃を強化しており、医療関係者の話によれば、22日の夜明け以降、47人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

民主党大会で人質の両親が演説

 

そんな中、アメリカ・イリノイ州のシカゴでは、民主党の全国大会が開かれているが、22日には、ガザ地区で捕らえられている人質の両親が登壇し、即時停戦を訴えた。

 

「ハマス」の人質になっているハーシュ・ゴールドバーグ・ポリンさんの両親、ジョン・ポリンさんと、レイチェル・ゴールドバーグさんは、「私たちの一人息子と大切な人質全員が帰国する必要があることは、政治的な問題ではない。これは人道的な問題だ」と訴えた。

 

そして人質を取り戻し、「ガザ地区での絶望を終わらせる必要がある」と主張。「停戦協定は最も迅速に圧力をかけられるものであり、地域全体に平安をもたらし、人質やガザ地区の罪のない市民を家に帰すことができる唯一のものだ。今がその時だ」と訴えた。

 

 

しかし今回の民主党大会では、ガザ地区について語る登壇者は少ない。そんな中、ユダヤ系のバーニー・サンダース上院議員は、演説で明確に「ガザ地区での恐ろしい紛争をやめさせなければならない」と訴えた。

 

 

また民主党大会の会場の外では、3日目も反イスラエルのデモ参加者が、停戦を求めて抗議を続けており、警察と激しく争う様子も確認されている。(了)

 

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Israeli attacks kill at least 40 in Gaza(8/22)

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