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「ヒズボラ」がイスラエルへ大規模攻撃、数百発のロケット弾と無人機を発射

「ヒズボラ」がイスラエルへ大規模攻撃、数百発のロケット弾と無人機を発射
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レバノン南部を拠点にするシーア派武装組織「ヒズボラ」は8月25日、イスラエルに向けて、大規模な攻撃を行った。

 

司令官殺害への報復

 

イランが支援する「ヒズボラ」は25日、イスラエルの軍事施設11か所を攻撃し、320発以上のロケット弾とドローンをイスラエル北部に向けて発射したと明らかにした。

 

「ヒズボラ」によれば、この攻撃は先月、ベイルートで同組織の司令官、Fuad Shukr氏をイスラエル軍が殺害したことに対する報復だとしており、まだ「第一段階」に過ぎないという。

 

この攻撃により、イスラエル軍の兵士1人が死亡。一方、ヒズボラの最高指導者、ナスララ師は25日に演説し「報復攻撃は計画通り完了したが、その成果が不十分であれば、さらなる攻撃も辞さない」と述べた。

 

イスラエル側も100機の戦闘機で攻撃

 

この攻撃に先立ち、イスラエル軍は25日早朝、「ヒズボラ」がイスラエルに向けてロケット弾やミサイルを発射する準備をしていると判断。

 

約100機の戦闘機を使って、「ヒズボラ」のロケット弾発射地点、40か所以上を攻撃し、数千に及ぶ発射装置を破壊したと明らかにした。

 

また「ヒズボラ」の攻撃後、イスラエルのガラント国防相は、48時間の非常事態を宣言したという。

 

ガザ地区やヨルダン川西岸でも死者

 

一方、ガザ地区では25日も、イスラエル軍の攻撃が続き、北部のガザ市にあるザイトゥーン地区では、イスラエル軍の砲撃により3人のパレスチナ人が殺害された。

 

また25日には、ガザ地区南部のハンユニスでもイスラエル軍による空爆が行われ、その後11人のパレスチナ人の遺体が回収されたという。

 

さらにイスラエル軍はガザ地区中部のDeir el-Balahの住民に対して、新たな避難命令を出し、これにより多くのパレスチナ人が、大量の荷物を抱え、混乱する道路を逃げていく姿が撮影された。

 

 

イスラエル軍は、ヨルダン川西岸地区でも襲撃を続けており、25日にはイスラエル軍の銃撃により、パレスチナ人男性2人が死亡した。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel and Hezbollah exchange fire over killing of commander in Beirut: what we know so far(8/25)

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: In Deir el-Balah, immediate orders to evacuate(8/25)

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