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ビール缶のようなアート作品、誤って美術館の職員に捨てられる

ビール缶のようなアート作品、誤って美術館の職員に捨てられる
Alexandre Lavet

空き缶で作られたアート作品が、オランダの美術館で、誤って一時的に捨てられてしまった。

 

整備士がゴミだと思い捨てる

 

その美術館とはオランダ西部の町、LisseにあるLAM美術館だ。

 

ここにはビールの空き缶に似た、2つの缶の作品が、エレベーター内に展示されていたのだが、先日、美術館の整備員(メカニック)によって、ゴミ箱に捨てられてしまったという。

 

しかし、美術館の学芸員であるElisah van den Berghさんが休憩から戻ってきた時、その作品が無くなっていることに気づき、間一髪でゴミ箱から作品を回収したそうだ。

 

表面には手書きで模様が描かれる

 

この作品は、フランス人アーティストのアレクサンドル・ラヴェさんによって作られ、「All The Good Times We Spent Together(私たちが一緒に過ごした、すべての楽しい時間)」というタイトルが付けられている。

 

一見、捨てられた普通のビール缶のように見えるが、実際は表面にアクリル絵の具で、細心の注意を払って模様が手描きされているという。

 

しかも制作には多大な時間と労力が注がれていたが、その整備士は美術館で働き始めたばかりとされ、この作品をゴミだと勘違いしたらしい。

 

このため現在、この作品は伝統的な台の上に置かれ、捨てられるのを防いでいるそうだ。

 

2023年には韓国ソウルのギャラリーで、壁にテープで貼られていたバナナの作品を、お腹が空いた男性が食べる出来事も起きている。(了)

 

出典元:The Guardian:Beer can artwork accidentally thrown in bin by staff member at Dutch museum(10/8)

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