Switch news

知っておきたい世界のニュース

TAPポルトガル航空機内にハムスター132匹が走り回り、4日間飛び立てず

TAPポルトガル航空機内にハムスター132匹が走り回り、4日間飛び立てず
AC

TAPポルトガル航空のエアバス A321が、ポンタ·デルガダ空港(ポルトガル)から出発できなくなり、4日間待機することになった。積んでいた荷物の中から132匹のハムスターが、機内に逃げ出したためだ。

 

ペットショップに送られるはずの積荷

 

今月13日、ウンベルト·デルガード空港(ポルトガル·リスボン)を発ったその便(TP1865)は、同国内のポンタ·デルガダ空港に着陸した。乗客と共に、貨物スペースにはハムスターとフェレット、数羽の鳥が積まれていた。これらは地元のペットショップに送られる荷だったという。

 

着陸後、地上スタッフが貨物を搬出しようとしたところ、ハムスターを入れた箱が壊れているのを発見。中にいた132匹のハムスターの多くは機内を走り回っていたという。

 

この件を報じたメディアによると、ハムスターなどが入ったこれらの箱はは、元々は別の便で運ばれる予定だったそう。しかし、箱が決められた基準を満たしていないため、そちらの便では断られたとのこと。その荷が、TAPポルトガル航空TP1865便では受け入れられた。

 

リスボンへ戻れず

 

ハムスターなどの齧歯類は狭い場所に入り込み、飛行機の電気配線を齧ることがある。また、病原菌を持っている可能性もある。それだけでなく、旅客キャビンを走り回られでもしたら、航空会社のイメージダウンに繋がる。

 

こうした理由から、この便はウンベルト·デルガード空港に戻らず、4日間、ハムスターの捕獲が続けられることになった。整備員が機内を探し、1匹ずつ手で捕まえたと報じられている。

 

3日目の時点ではまだ16匹のハムスターが未発見だったが、4日目には逃げ出した132匹全てが発見され、同機はリスボンの空港に向けて出発した。

 

メディアによれば、過去にはハムスター以外にも、カワウソや蚊の一群が積荷から逃げ出し、客室キャビンに入り込んだ例があるそうだ。(了)

 

出典元:UPI:Plane grounded for four days when 132 hamsters escape on board(11/18)
出典元:Simple Flying:132 Hamsters Run Riot In Cargo Hold Of TAP Air Portugal Airbus A321: Grounded For Days(11/18)
出典元:New York Post:TAP Air Portugal plane grounded for days as dozens of hamsters run amok in cabin(11/18)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top