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「ヒズボラ」がイスラエル国内に向け、340発のロケット弾とドローンを発射

「ヒズボラ」がイスラエル国内に向け、340発のロケット弾とドローンを発射
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イスラム教・シーア派武装組織「ヒズボラ」が、イスラエル国内に対し激しい攻撃を加え、負傷者が出ているようだ。

 

340発の飛翔体を発射

 

イスラエル軍がレバノンの首都・ベイルートを攻撃し続ける中、「ヒズボラ」は11月24日、イスラエルの都市・テルアビブにある軍事目標に対し、ミサイルとドローンによる攻撃を実施したと明らかにした。

 

当時、イスラエル北部と中部には空襲警報が出され、イスラエル軍はレバノン南部から250発の飛翔体が発射され、迎撃したと明らかにした。

 

その後、イスラエル軍はレバノンから「340発のミサイル」が発射されたと訂正。イスラエルの医療機関によれば、この攻撃により11人が負傷し、そのうち1人が中程度または重度のケガを負ったという。

 

前日にはイスラエル軍がレバノンの首都・ベイルートの中心部に空爆を行い、少なくとも29人が死亡し、66人が負傷している。

 

イスラエル軍の戦車6両を破壊

 

一方、レバノン南部では、「ヒズボラ」とイスラエル軍が激しい地上戦を繰り広げているようだ。

 

「ヒズボラ」は11月24日、レバノン南部の町、ChamaaとKhiam市にいるイスラエル軍部隊に対し、ドローン攻撃を実施したと明らかにした。

 

また「ヒズボラ」は、南部の町、al-Bayyaadaの東郊外で、イスラエル軍の戦車「メルカバ」5両を破壊。またイスラエルとの国境に近い町、Deir Mimasでも6両目の「メルカバ」を破壊したという。

 

「ヒズボラ」はイスラエル軍部隊に、対戦車ミサイルの集中砲火を浴びせ、この結果イスラエル軍は戦略的に重要なal-Bayyaadaの町にある丘からの撤退を余儀なくされたそうだ。

 

レバノン政府の施設への攻撃を促す

 

このような状況の中、イスラエルの元国防相であるベニー・ガンツ氏は、ネタニヤフ首相に対し、これまで空爆を免れてきたベイルートにある、レバノン政府の施設を攻撃するよう求めた。

 

ガンツ氏は「X」において、「レバノン政府は、ヒズボラの自由な活動を許している。今こそ(レバノン政府の)インフラと資産に対して強力な措置を取る時だ」と投稿したという。

 

イスラエルの新聞「Maariv」の軍事アナリストであるAvi Ashkenaz氏は、レバノンの国会議事堂がイスラエル軍にとって格好の標的になるだろうとし、「国会議事堂はヒズボラの政治インフラの一部であり、メンバーの避難場所になる可能性がある」と主張した。

 

 

一方、ガザ地区ではイスラエル軍の攻撃が続いており、北部の町、ベイト・ラヒヤにあるカマル・アドワン病院は、再びドローンによる攻撃を受け、爆弾を投下されたという。

 

イスラエル軍はこれまでに何度もカマル・アドワン病院を攻撃しており、医療スタッフや患者を標的にし、施設の発電機や燃料タンク、酸素ステーションにも損害を与えてきた。

 

また11月23日のイスラエル軍の攻撃により、この病院の院長も負傷したそうだ。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Huge Hezbollah rocket strikes as Israel troops retreat in Lebanon(11/24)

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