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イスラエル軍、停戦発表以来、ガザ地区で87人のパレスチナ人を殺害

イスラエル軍、停戦発表以来、ガザ地区で87人のパレスチナ人を殺害
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1月15日に停戦合意(停戦の発効は19日)が発表された後も、イスラエル軍はガザ地区への攻撃を続け、数多くのパレスチナ人が殺害された。

 

ガザ地区北部で20人が死亡

 

ガザ地区北部のジャバリアでは、停戦合意発表後に、イスラエル軍の攻撃で20人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

ジャバリアのan-Nazla地区では、でイスラエルの空襲により5人が死亡。犠牲者の中には、子供2人と女性2人が含まれていたと言われている。

 

ガザ地区の民間防衛隊の報道官は、攻撃現場の動画をSNSに投稿し、そこには首のない子供の遺体が映っていたそうだ。

 

同じく北部のガザ市にあるTayaran地区の交差点でも、イスラエル軍の空爆で3人が死亡した。

 

ガザ地区の保健当局によれば、15日の夜に停戦合意が発表された後、ガザ地区では少なくとも87人のパレスチナ人が、イスラエル軍の攻撃により殺害されたという。

 

犠牲者のうち21人が子供で、25人が女性とされ、16日の夜明け以降も、少なくとも40人が殺されたそうだ。

 

極右大臣が辞任を示唆

 

イスラエル政府は1月16日の閣議で、ガザ地区での停戦について採決を行う予定だったが、ネタニヤフ首相は「ハマス」がいくつかの条件を「破った」として、採決を17日に延期したという。

 

またネタニヤフ政権に参加している、極右政治家でシオニストであるイタマール・ベン・グヴィル国家安全保障大臣は、ガザ地区での停戦および捕虜交換協定を批准すれば、辞任すると発言した。

 

さらにベン・グヴィル大臣は、「ハマス」に捕らえられている人質全員が解放されるまで、燃料や電気、水を含むガザ地区への人道支援のすべてを「完全に停止」するよう求めたという。

 

ベン・グヴィル大臣の辞任で、ネタニヤフ政権が崩壊することはないが、同大臣は政権に参加している極右のベザレル・スモトリッチ財務大臣にも、停戦合意が閣議決定されれば、辞任するよう促しているそうだ。

 

スモトリッチ財務大臣も、停戦合意をイスラエルの国家安全保障にとって「大惨事」と表現しており、停戦の第1段階(最初の6週間)が完了した後に、「ハマス」との戦闘を再開させなければ政府から離脱すると脅している。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel kills 21 children in Gaza following ceasefire announcement(1/16)

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