インスタなどのユーザーが驚愕、知らない間にトランプ氏をフォローしていた!
アメリカ大統領就任式の数日後、SNS上では多くの人が、知らないうちにトランプ大統領をフォローしていたことに気づき、不安に思っているそうだ。
大統領や副大統領などを自動的にフォロー
インスタグラムやフェイスブックでは多くのユーザーが、知らない間にトランプ大統領やJ・D・ヴァンス副大統領、メラニア・トランプ夫人、ホワイトハウスのアカウントを自動的にフォローしていることに気づいたという。
実際、SNS上ではこのような現象に関する投稿が急増しており、多くのユーザーが不安を表明し始めているそうだ。
しかしインスタグラムやフェイスブックの親会社「Meta」は、ユーザーにフォローを強制したことを否定。大統領などのアカウントが、新政権の発足で切り替わることが原因だと指摘した。
政権が代わるとアカウントも移行
「Meta」社の広報担当者であるアンディ・ストーン氏は、大統領や副大統領、ファーストレディの公式フェイスブックやインスタグラムのアカウントは、ホワイトハウスによって管理されており、新政権になると、これらのページのコンテンツが変わると述べている。
そして、このようなアカウントの移行プロセスは、2021年のトランプ政権からジョー・バイデン政権への移行時や、2017年のオバマ政権からトランプ政権への移行時にも行われたという。
つまり以前から、バイデン氏などのアカウントをフォローしていた人は、新たな政権が発足した後、自動的にトランプ大統領のアカウントをフォローすることになるようだ。
またユーザーからはアカウントのフォロー解除やフォローもできないとの声も上がっているが、それについてストーン氏は「これらのアカウントが所有者を変えるため、フォローやフォロー解除のリクエストが通るまでに、時間がかかる可能性がある」と述べている。
ファクトチェック終了に批判の声
このようなネット上の騒動は、「Meta」のCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏が、他のIT企業のCEO数名と共に、大統領就任式に出席した直後に起きたという。
「Meta」は今月初め、2016年の選挙後に導入された、第三者によるファクトチェックを終了させると発表。ザッカーバーグ氏も「ファクトチェックが政治的に偏りすぎていることが証明され、築いた信頼よりも多くの信頼を破壊した」と述べたという。
しかしファクトチェックの廃止については、批評家が、「Meta」社によるトランプ氏をなだめるための取り組みだと非難。バイデン前大統領も「Meta」社の対応について、「アメリカの正義に反している。本当に恥ずべきことだと思う」と批判した。(了)
出典元:ABC News:Here’s why you might be automatically following Trump on Instagram, Facebook(1/23)