「テスラを買うな!」ビーチに巨大な文字と絵を描き抗議、動画が話題に

イギリスのビーチで、「テスラ」のオーナーであるイーロン・マスク氏に抗議する、巨大な文字や絵が描かれた。
大きな鎖を取りつけた車を運転
それらが描かれたのは、イギリスのウェールズにある町、ポートマドック近郊の「ブラックロック・サンズ」と呼ばれる海岸だ。
「プラマ」とだけ名乗る運転手は、後部に大きな鎖を取りつけたテスラの車に乗り、ビーチを運転。
やがてビーチには、マスク氏が大統領就任式の日に見せた「ナチス式敬礼」のシルエットと共に、「テスラを買うな」といった文字が描かれていった。
Thousands of people are ditching Tesla. Here’s one of them with a message you can see from space.
Location: Black Rock Sands, Wales, UK
Led By Donkeys is 100% funded by small donations. pic.twitter.com/G2AT9XWduI
— Led By Donkeys (@ByDonkeys) March 17, 2025
極右主義者のマスク氏に反発
この抗議は、イギリスの政治キャンペーン団体「Led By Donkeys」が企画したとされ、この文字と絵の大きさは、250メートル×150メートルになるそうだ。
同団体によれば、これは「世界最大の反イーロン・マスク抗議デモ」であり、運転手はマスク氏の政治的見解に反発して、テスラを売却しているという。
プラマさんは、購入してから6年後にテスラを売りに出した理由について、「マスク氏が極右主義者の姿を見せ始めた時(意訳)、私はテスラを運転すべきかどうか迷い始めたのです」と語り、あらためて「お願いですから、テスラは買わないでください」と語った。
イーロン・マスク氏は、黒人差別の「アパルトヘイト」が行われていた南アフリカの出身で、これまでもドイツの極右政党「ドイツのための選択肢」を支持し、差別的な言動を行ってきた。
またアメリカでは、政府効率化省のトップとして数多くの連邦職員を解雇したため、国民の多くから批判を受けている。
そして今では、アメリカやヨーロッパでも、「テスラ」の所有者が車を売却したり、「テスラ」の車体に「カギ十字」の落書きが行われたりして、反発が広がっているという。(了)
出典元:MailOnline:Elon Musk ‘salute’ is carved into sand in world’s largest ‘Don’t buy a Tesla’ protest on Welsh beach(3/18)