「Amazon」の荷物が間違って配達され続け、女性の自宅に山積みとなる

アメリカのカリフォルニア州に、「Amazon」の荷物が間違って配達され続けている家があるという。
1年以上も間違って届けられる
その家は、カリフォルニア州の町、サンノゼで暮らす女性、「ケイ」(仮名)さんの自宅とされている。
「ケイ」さんによれば、「Amazon」で注文したわけでもないのに、1年以上も荷物が間違って届けられているという。
すでに玄関先は大量の荷物が山積みされ、駐車場の半分も置き場所で占められているそうだ。
「Amazon」に何度も連絡をとったが…
この荷物の中には、「Liusandedian」という中国のオンライン業者が販売した、合成皮革製の車のシートカバー一式が入っていたという。
そしてそれが「ケイ」さんの自宅に送られてくる原因は、ネット販売業者が返品の送り先に、彼女の住所を記載したためだと考えられている。
しかも「返品センター」に届けられていないせいか、消費者は返金を受けられず、しかも返品するのに自費を払っているそうだ。
「ケイ」さんは当然、荷物の受け取りを拒否しており、1年間、「Amazon」に何度も連絡を取り、解決を試み、苦情の申し立ても6件提出したという。
そして「Amazon」からは毎回、「もうこれ以上荷物は届きません」と言われたが、それでも毎月荷物は届き続けたそうだ。
「Amazon」のポリシーとは?
「Amazon」のポリシーによると、海外販売業者は返品先のアメリカの住所を提供しなければならず、「返品不要の返金」(購入者が商品を返送する必要がない)を行うか、返品依頼から2日以内に送料込みの国際配送ラベルを提供する必要があるという。
そして販売業者が期限内に返金に応じない場合、「Amazon」が販売業者に代わって顧客に返金し、その金額を販売業者に請求するケースがある。
つまり、「Liusandedian」は売上金の全額を失うか、中国への高額な返送料を負担しなければならないそうだ。
「Amazon」は販売業者に対し、プロフィールに実際の住所を記載することを義務付けているが、まだこの問題に対して、解決策は示されていない。(了)
出典元:abc7:Hundreds of Amazon packages mistakenly shipped to woman’s home for over a year: ‘It’s been hell’(7/10)