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イスラエル軍、ガザ市制圧の初期作戦を開始、欧州各国が非難声明

イスラエル軍、ガザ市制圧の初期作戦を開始、欧州各国が非難声明
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イスラエル軍は8月29日、ガザ地区北部のガザ市を制圧する作戦を開始したと発表した。

 

戦闘の一時停止を取りやめる

 

イスラエル軍はこれまで、飢餓に見舞われたガザ市への人道支援物資の搬入を可能にするため、毎日戦闘の一時停止を実施していたが、それを取りやめると発表。

 

ガザ市を「戦闘地域」と宣言し、制圧するための「初期段階」を開始したと発表した。

 

イスラエル軍報道官のAvichay Adraee氏は8月29日、「X」への投稿で、次のように述べた。

 

「我々は待っていない。ガザ市への攻撃の準備作戦と初期段階を開始した。現在、市郊外で大規模な作戦を展開している」

 

欧州6カ国の外相、ガザ市への攻撃を非難

 

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、イスラエル軍によるガザ市への攻撃強化により、100万人のパレスチナ人が再び強制的に避難させられる危険性があると警告。

 

UNRWA は「X」への投稿で、この地域で飢饉が確認されたことを受け、「これ以上のエスカレーションは苦しみを深め、より多くの人々を破滅へと追いやることになる」と非難した。

 

またイスラエル軍の発表を受け、スペインやノルウェー、アイルランド、スロベニア、アイスランド、ルクセンブルクの外相が、ガザ市への攻撃を強く非難する共同声明を発表。

 

「軍事作戦の激化は、女性や子供、高齢者を含む、罪のないパレスチナ民間人の耐え難い死につながるだけでなく、ハマスに拘束されているイスラエル人の人質の命を危険にさらすことになる」とし、パレスチナ人の強制移住は「国際法の明白な違反」であると非難した。

 

その上でイスラエル政府に対し「直ちに決定を再考し、作戦を停止するよう強く求める。この暴力の連鎖は終結しなければならない」と訴えた。

 

トルコがイスラエルとの経済関係を断絶

 

またトルコの外相は8月29日、ガザ地区への攻撃を非難し、イスラエルとの経済・貿易関係を完全に断絶して、イスラエルの航空機の進入を禁止すると述べた。

 

トルコのHakan Fidan外相は会見で、「イスラエルが過去2年間、ガザ地区でジェノサイドを犯し、世界の目の前で基本的な人道的価値を無視してきた」とし、「イスラエルの攻撃的な政策はガザ地区にとどまらず、この地域を紛争に巻き込む恐れがある」と指摘。

 

「イスラエルによるガザ地区、レバノン、イエメン、シリア、イランへの無謀な攻撃は、国際秩序を無視するテロ国家の精神性の最も明白な兆候だ」と断罪した。

 

 

一方、ガザ地区全域では8月29日も、イスラエル軍の攻撃が続けられ、少なくとも67人のパレスチナ人が死亡。そのうちガザ市で33人、ガザ南部のいわゆる「安全地帯」とされるアル・マワシ地区でも5人が死亡したそうだ。

 

またガザ地区の保健当局によれば、29日には過去24時間で、「飢餓と栄養失調」により5人が死亡し、そのうち2人は子供になるという。これにより、飢餓関連の死者数は合計322人となり、そのうち121人が子供とされている。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel presses Gaza City seizure, UN warns 1mn could be displaced(8/29)

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