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イスラエル軍、ガザ地区全域に激しい空爆、78人のパレスチナ人が死亡

イスラエル軍、ガザ地区全域に激しい空爆、78人のパレスチナ人が死亡
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ガザ地区各地では、イスラエル軍の激しい攻撃が続けられており、8月31日にも数多くのパレスチナ人が犠牲になった。

 

ガザ市は「瓦礫の山」

 

イスラエル軍は、特に北部のガザ市への攻撃を強化し、同地域を制圧して100万人を追放する計画を進めている。

 

そのためガザ市では数多くの住宅が破壊され、もはや「瓦礫の山」と化しているそうだ。

 

ガザ市南部のサブラ地区にある住宅へも、イスラエル軍が空爆し、1人が死亡、数人が負傷したという。

 

ガザ地区中部のDeir el-Balahでも、イスラエル軍の攻撃により、少なくとも4人のパレスチナ人が死亡。同じく中部のマガジ難民キャンプにある住宅も、イスラエル軍の無人機によって爆撃され、子供を含む2人が死亡し、数人が負傷した。

 

8月31日には夜明け以降、ガザ地区全域で少なくとも78人のパレスチナ人が、イスラエル軍の攻撃により殺害され、そのうち32人が支援物資を求めて殺された。

 

再びジャーナリストを殺害

 

またガザ地区のメディア局によれば、イスラエル軍によるガザ市への攻撃で、ジャーナリストのIslam Muhareb Abed氏が殺害されたという。

 

Abed氏は衛星放送局「Al-Quds Al-Youm」に勤務しており、これによりイスラエル軍に殺害されたメディア関係者は合計247人となった。

 

ガザ地区のメディア局は声明で、「イスラエル占領軍によるパレスチナ人ジャーナリストへの組織的な標的化、殺害、暗殺を強く非難する」と述べた。

 

「アル・アクサ・モスク」の遺跡を破壊

 

ガザ地区中部にあるアル・アクサ病院では、発電機の燃料切れで、停電が発生し、特に集中治療室にいる数千人の負傷患者の命が危険にさらされているという。

 

 

またパレスチナ自治政府エルサレム県は、旧エルサレム市街地にある「アル・アクサ・モスク」の地下で、イスラエル側が無許可の発掘・破壊作業を行っていると報告している。

 

「アル・アクサ・モスク」はイスラム教徒の重要な聖地とされるが、イスラエル側は将来、この遺跡にユダヤ教寺院を建設することを優先し、「アル・アクサ・モスク」の歴史的アイデンティティを抹消する目的で、イスラムの考古学的建造物を破壊しているという。

 

ヨルダン川西岸地区では、イスラエル軍と入植者らの暴力が続いており、南部のヘブロンでは31日にも激しい銃撃が行われ、少なくとも7人のパレスチナ人が負傷し、数人が逮捕された。

 

銃弾で負傷した人の中には1人の少女も含まれており、彼らは病院に搬送されたそうだ。

 

また北部のジェニンでもイスラエル軍が複数の家を襲撃し、少年や青年を拘束。ナブルスにあるSurra村でも、イスラエル軍が発砲を繰り返し、検問所を設置したという。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel reducing Gaza City to ‘fields of rubble’ as attacks kill 78(8/31)

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