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ガザ地区でイスラエル軍が攻撃を継続、8人のパレスチナ人が死亡、13人が負傷

ガザ地区でイスラエル軍が攻撃を継続、8人のパレスチナ人が死亡、13人が負傷
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イスラエル軍は停戦中にもかかわらず、ガザ地区で攻撃を続けており、多くのパレスチナ人が殺害されている。

 

ガザ地区南部や北部で空爆

 

イスラエル軍は10月27日、ガザ地区南部のハンユニス近郊で、ドローン攻撃を実施。これにより、2人のパレスチナ人が死亡したという。

 

また同じくハンユニス東部にある建物に対し、合計3回に及ぶ空爆を実施。ガザ市北部のガザ市シュジャイヤ地区にある避難民テントも、イスラエル軍のドローンにより空爆されたそうだ。

 

ガザ地区の保健当局は10月27日、過去48時間にガザ地区全域で、イスラエル軍の攻撃により、少なくとも8人のパレスチナ人が死亡、13人が負傷したと発表した。

 

イスラエル軍は、武装グループを標的にしていると主張しているが、「ハマス」側は、殺害されているのは民間人だと主張。これらは停戦合意の明白な違反であり、ネタニヤフ首相がアメリカ主導の和平計画を妨害しようとしていると非難している。

 

10月25日には、イスラエル軍がガザ地区中部で、パレスチナ人の乗った車両を空爆し、「イスラム聖戦」のメンバーを標的にしたと主張したが、これについて、アメリカのルビオ国務長官は、「我々はこれを停戦違反とは見なしていない」とし、容認する姿勢を示した。

 

UNRWAの活動を禁止

 

一方、イスラエルはガザ地区への人道支援物資の搬入を制限しており、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の活動も禁止している。

 

国際司法裁判所(ICJ)は先週、イスラエルが国連とその機関(UNRWAを含む)が提供する活動を支援しなければならないと判決を下したが、イスラエル側に改善する様子は見えない。

 

またイスラエルは食料など以外にも、テントやトレーラーハウス、そして人々が厳しい生活環境を生き抜くために必要な装備まで、ガザ地区への持ち込みを禁止している。

 

そんな中、ガザ地区の多くの家庭では、調理用ガスなどの必需品の不足に直面しており、彼らは薪を燃やして調理しているという。

 

さらにガザ地区の住民にとって、脅威になっているのが不発弾だ。イスラエル軍は過去2年間で20万トン以上の爆弾を投下したが、そのうち3分の1が不発だったという。

 

つまり約6万6000トンの不発弾が、今もガザ地区全体に散乱しており、これまで不発弾の爆発により、少なくとも53人が死亡、数百人が負傷したそうだ。

 

さらにイスラエル軍はヨルダン川西岸地区へも襲撃を繰り返しており、10月27日だけで、40人のパレスチナ人を拘束し、連行したという。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Palestinians in Gaza bury ‘unrecognisable’ bodies returned by Israel(10/27)

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