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「サグラダ・ファミリア」の頂上に十字架の土台を設置、世界一高い教会となる

「サグラダ・ファミリア」の頂上に十字架の土台を設置、世界一高い教会となる
X_La Sagrada Família

スペイン・バルセロナにある礼拝堂「サグラダ・ファミリア」が先日、世界一高い教会となった。

 

十字架の設置で高さ162.91メートル

 

著名な建築家、アントニオ・ガウディが設計した「サグラダ・ファミリア」は、バルセロナ中心部で1世紀以上にわたり、建設が進められている。

 

そして先日、中央塔の頂上に十字架の最初の部分が設置され、高さ162.91mになったという。

 

これにより、1890年から世界一の座を守ってきたドイツのウルム大聖堂を公式に上回り、世界一高い教会になった。

 

また中央のイエス・キリストの塔は、今後数カ月かけて十字架の残りの部分が追加され、最終的に172mの高さになるそうだ。

 

1882年に建設が始まる

 

「サグラダ・ファミリア」の最初の建設は1882年に始められたが、翌年、新進気鋭の建築家、ガウディがプロジェクトを引き継いだそうだ。

 

ガウディは大聖堂の当初の設計を、はるかに野心的な計画へと変貌させ、当初の資金は、信者からの寄付によって賄われたという。

 

1926年にガウディが亡くなった時点では、計画されていた18の塔のうち、完成していたのはわずか1つだけ。

 

その後数年間、「サグラダ・ファミリア」の建設は、サグラダ・ファミリア財団によって管理され、観光客、訪問者、そして個人からの寄付によって資金が賄われたそうだ。

 

これまで150年近くにわたって建設が続けられ、スペイン内戦中には、カタルーニャの無政府主義者が地下聖堂に放火し、ガウディが作成した設計図や石膏模型を破壊するなど、数々の困難に直面してきたという。(了)

 

出典元:BBC:Barcelona’s Sagrada Família becomes world’s tallest church(10/31)

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