イスラエル軍がヨルダン川西岸地区で2人の子供を射殺、40人を拘束

イスラエル軍はヨルダン川西岸地区で、パレスチナ人の家々を襲撃し続けており、犠牲者も出ている。
全域で40人のパレスチナ人を拘束
イスラエル軍は11月13日、ヨルダン川西岸地区南部のヘブロンにある町、Beit Ummarで2人の子供を射殺したという。
その後、イスラエル兵は子供たちの遺体を収容し、この町を軍事封鎖地域と宣言したそうだ。
またイスラエル軍はヨルダン川西岸地区北西部のトゥルカレムにある町、Anabtaで、パレスチナ人に発砲。これにより両者の間で、戦闘が起きたという。
さらにイスラエル軍は11月13日、ヨルダン川西岸地区全域で、40人のパレスチナ人を拘束しており、これは今週最大規模の襲撃の1つになるそうだ。
拘束された者には元囚人、弁護士も含まれており、襲撃は南部ヘブロンの町、Dura市に集中しているという。
イスラエル兵は市内の複数の地区を襲撃し、家宅捜索を行い、現場で尋問し、財産を破壊。少なくとも18人のパレスチナ人が拘束されたそうだ。
またヨルダン川西岸地区北部のナブルス県とトゥルカレム県でも襲撃が報告されており、広範囲にわたる夜間の捜索が行われたという。
イスラエル人の入植者による襲撃も毎日のように続けられており、11月13日にはヨルダン川西岸地区西部のサルフィット県にある町、Deir Istiyaでモスクが放火された。
A Palestinian man examines a burned Quran in a mosque after an attack reportedly carried out by Israeli settlers in Deir Istiya near Salfit city in the Israeli-occupied West Bank.
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) November 13, 2025
新たに人質の遺体を引き渡す
ガザ地区では、「ハマス」が新たにイスラエル人の人質の遺体を発見し、イスラエル側へ引き渡す準備を進めた。
「ハマス」はガザ地区南部のハンユニスで捜索活動を行っていた際、イスラエル軍が占領している地域で、新たに1人の人質の遺体を発見したという。
その後、遺体は赤十字の職員に引き渡され、現在イスラエル軍の元へ運ばれているそうだ。
またイスラエル軍は12日、ガザ地区北部にあるZikim国境検問所を開放すると宣言したが、発表から24時間経っても閉鎖されたままだという。
ガザ地区南部のラファで活動している民間防衛隊は、今後数日中に冬の嵐が襲うと予想される中、数万人の避難民が差し迫った人道的災害の脅威にさらされていると警告した。
民間防衛隊によれば、避難民の家族はハンユニスのアル・マワシ地区やラファ郊外、そして沿岸部において、古びたテントや破壊された家屋で暮らしているという。
パレスチナ人の家族らは、寒さや雨から身を守るための最低限の装備さえ持っておらず、民間防衛隊は緊急対策を講じなければ、深刻な人道的被害が生じる可能性が高いと警告した。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: Two Palestinian children killed by Israeli forces in West Bank raid(11/13)

























