イスラエル軍がヨルダン川西岸地区北部を封鎖、軍事作戦を継続

イスラエル軍がヨルダン川西岸地区北部を封鎖して2日目に入り、大規模な軍事作戦を行っている。
Tubasで数多くの人々を逮捕
イスラエル軍は11月26日にヨルダン川西岸地区北部のTubasに多くの兵を投入し、町を封鎖。パレスチナの住民に移動制限を課しているという。
イスラエル軍や警察、国内治安当局は、「テロリストが拠点の確立を企てている」との情報を入手した後、ヨルダン川西岸地区北部で「広範な対テロ作戦」を開始したと発表した。
イスラエル兵は、パレスチナ人の家々に押し入り、捜索し、11月26日以来、119人のパレスチナ人を拘束。その後、50人以上を釈放したという。
ジェニンでは2人の子供に発砲
またイスラエル軍はヨルダン川西岸地区北部のジェニンにも、ヘリコプターを配備。実際、ジェニンのAbu Dhahir地区では、ある住宅の周囲にイスラエル軍の歩兵部隊と特殊部隊が展開し、軍用ヘリコプターが上空をホバリングしていたという。
そして兵士が住宅に突入後、少なくとも1人のパレスチナ人を逮捕したそうだ。
さらにイスラエル軍のラジオは、イスラエル空軍がヨルダン川西岸北部の7か所を標的とした「連続空爆」を実施したと発表。
そしてイスラエル兵が、武装勢力の隠れ家、220カ所以上を捜索し、数十人のパレスチナ人を尋問して、数人を拘束したと明らかにした。
しかもイスラエル軍はジェニンで、2人の子供にも発砲しており、重傷を負わせている。
目撃者によれば、その際イスラエル兵は、負傷した子供たちを運ぼうとした救急車の到着を阻止したという。
しかし救急隊員らは、最終的に足に実弾を受けた14歳の少年2人を、ジェニン政府病院に搬送したそうだ。
100本のオリーブの木を破壊
ヨルダン川西岸地区南部のラマラでも、イスラエル軍による暴力は続いており、11月27日には、イスラエル軍のブルドーザーがラマラ西部にあるal-Janiya村で、古いオリーブの木100本を根こそぎ引き抜いたという。
またラマラから北東17kmの地点にある町、Kafr Malek,でもイスラエル軍により、オリーブの木5本が引き抜かれたそうだ。
さらにイスラエル人入植者が、ヨルダン川西岸地区北部の村、Biddyaにあるモスクに放火したとの報告も上がっている。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: Israel launches air strikes on West Bank as incursion turns deadly(11/27)

























