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ロシア軍がウクライナの首都を集中攻撃、500機の無人機と40発のミサイルを使用

ロシア軍がウクライナの首都を集中攻撃、500機の無人機と40発のミサイルを使用
X_@ZelenskyyUa

ロシア軍は12月27日も、ウクライナの首都を空爆し、エネルギー施設などを集中的に攻撃した。

 

1人が死亡、20数人が負傷

 

ウクライナのゼレンスキー大統領によれば、27日には、ロシア軍が首都のキーウへの攻撃で、約500機の無人機と、弾道ミサイルを含む40発のミサイルを使用したという。

 

この攻撃の主要な標的は、エネルギー施設と民間インフラで、1人が死亡、20数人が負傷したそうだ。

 

しかも激しい攻撃は10時間も続き、キーウの3分の1が電力供給を遮断され、数十万人が暖房のない、凍えるような寒さに見舞われたという。

 

カナダや欧州の首脳と会談

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は、28日にアメリカのフロリダ州でトランプ大統領と会談するために出発しており、途中、カナダに立ち寄り、マーク・カーニー首相と会談した。

 

カーニー首相は、ウクライナへの25億ドル(約4000億円)の追加経済支援を発表し、ロシア軍によるキーウへの野蛮な攻撃を非難した。

 

またゼレンスキー大統領はヨーロッパ各国の首脳とも、電話で会談。フランスのマクロン大統領は、「ウクライナの永続的な平和構築への意欲と、ロシアが自ら始めた戦争を長引かせようとする意志」とが対照的であると指摘したという。

 

一方、ゼレンスキー大統領は、夜間の爆撃は、ロシアに対する国際的な圧力が不十分であることを示していると指摘し、次のように述べた。

 

「この病的な行為には、真に強力な措置でしか対抗できない。アメリカにはこの能力がある。欧州にもこの能力がある。我々の多くのパートナーにもこの能力がある。重要なのは、それを活用することだ」

 

ウクライナの無人機111機を撃墜

 

一方、ウクライナ軍も報復として、ロシア領内へ攻撃を加えており、ロシア国防省は27日、ウクライナの無人機111機を撃墜したと発表した。

 

ロシア国防省はまた、ロシア軍がウクライナ東部、ドネツク州の町、Myrnogradと、ザポリージャ州の町、Guliaipoleを制圧したと主張したという。(了)

 

出典元:The Guardian:Zelenskyy to hold talks with European leaders amid fresh strikes on Kyiv(12/27)

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