グーグルの「AIによる概要」で性犯罪者にされてしまった有名ミュージシャン、訴訟を検討

カナダで有名なフォークミュージシャンのコンサートが中止になった。グーグル検索時に表示される「AIによる概要」欄に、彼が性犯罪者として紹介されてしまったからだ。
性犯罪で複数回の有罪判決?
カナダでいくつもの賞を受賞しているシンガーソングライターであり、傑出したフィドル(バイオリン)プレーヤーでもあるアシュリー·マクアイザックさん(50才)は、カナダ·ノバスコシア州でのコンサートの直前に、主催者から中止の知らせを受けた。
理由はというと、グーグルの「AIの概要(Google AI Overview)」に、彼の間違ったプロフィールが掲出されていたためだ。彼は性的暴行やインターネットでのおびき出し、婦女暴行、未成年者への暴行未遂といった性犯罪で複数回有罪判決を受け、カナダの性犯罪者名簿に登録されている、ということになっていた。(現在これらの記述は削除されている)
中止になった彼の12月19日のコンサートは、カナダの先住民族の一つ「ファースト·ネーション(First Nations)」のグループが主催していた。主催者はグーグルの「AIの概要」を見た後に、中止を決定したと報じられている。
誰もが被害者になりうる
マクアイザックさんによると、グーグルのAIは同姓同名の他人に関するオンライン記事の内容を、マクアイザックさん本人のプロフィールに混ぜ込んでしまったらしい。
こうしたミスを犯すAIのせいで「誰もが危うい状態に置かれている」のが現状だと、彼は話す。「もしこの件で戦おうという弁護士がいるなら、私も一緒に立ち上がる。なぜなら、(こうした被害を受けたのは)私一人ではなく、さらにこれからも出てくるはずだからだ」。
グーグルの広報担当者はメディアの取材に対し、次のようにコメントした。
「AIによる概要は最も役立つ情報を表示するように頻繁に改良されています。AIがネット上のコンテンツを誤解するなど、何らかの問題があれば、その事例を基に我々のポリシーに従って改良して行きます」(了)
出典元:New York Post:Musician wrongly branded a sex offender by Google AI summary wants to sue over canceled concerts(1/11)
出典元:The Canadian Press:AI-generated content wrongly accuses fiddler Ashley MacIsaac of being sex ofender (2025/12/23)


























