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機内で着席せず、難民の強制送還を阻止したスウェーデン人女性が起訴される

機内で着席せず、難民の強制送還を阻止したスウェーデン人女性が起訴される
YouTube/Atila Altuntas

以前、難民の強制送還を阻止した女性について、このサイトでも詳しく伝えたが、そんな彼女に対する起訴状をスウェーデンの検察官が先週の金曜日に提出した。

 

機内で着席を拒否し、強制送還を阻止

 

その女性とはElin Erssonさん(21)。彼女はスウェーデンにいる難民の強制送還に反対するため、ロビー活動を続けている団体のボランティアとされている。

 

問題の出来事が起きたのは7月23日、ErssonさんはイェーテボリにあるLandvetter空港で、強制送還されようとしているアフガニスタンの男性(50)が乗っていたトルコ航空の機内にいた。

 

しかし航空機を離陸させまいとして、着席を拒否。男性が航空機から降ろされるまで、機内に立ち続けたという。

 

このため航空機は離陸できず、会社側はアフガニスタンの男性を機内から降ろし、Erssonさんは強制送還を食い止めることを成功させた。

 

この時の様子はErssonさん自身によって撮影され、当時大きな注目を集めることに。動画の中で彼女は一部の乗客から非難されているが、アフガニスタン人の男性が飛行機から降ろされることが知らされると、多くの乗客から温かい拍手が贈られた。

 

 

※この時の詳しい事情は、以前お伝えした記事「女子大生が着席拒否し飛行機離陸を妨害、亡命申請者の強制送還を阻止する」に詳しく書かれている。是非、参照いただきたい。

 

検察官の主張に弁護士が反論

 

しかしその後、アフガニスタンの男性は再び強制送還されてしまい、今回Erssonさんもスウェーデンの航空法に違反したとして起訴された。

 

このような違反行為は罰金が科されるか、もしくは最長で6カ月間刑務所に収監される可能性があるという。

 

検察官のJames von Reis氏はSvenska Dagbladet新聞に対し、Erssonさんが飛行機の離陸を阻止する目的で、座席に座らなかったとコメント。

 

一方、彼女の公選弁護人のTomas Fridh氏は「Erssonさんが航空機に搭乗した理由は、合法的な抗議活動を行うことだった。(略)彼女はパイロットの指示に従う準備をしており、要求されれば機内から降りる準備もしていた」と述べている。

 

その上で、スェーデンの航空法は飛行中にだけ適応されており、問題の抗議活動は地上において行われたため、彼女は罪を犯していないと主張した。

 

またErssonさん自身も、今後もアフガニスタン人の強制送還に対して戦っていくつもりだとコメントしているという。(了)

 

 

出典元:euronews:Swedish court indicts woman who tried to stop deportation of Afghani man on flight(10/22)

出典元:The New York Times:Sweden Indicts Woman Who Tried to Block Afghan Man’s Deportation on Flight(10/20)

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