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ナミビアがドイツを非難、国際司法裁判所でイスラエルを擁護

ナミビアがドイツを非難、国際司法裁判所でイスラエルを擁護
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現在、国際司法裁判所(ICJ)では、イスラエルがガザ地区で「大量虐殺(ジェノサイド)」を行っている件について裁判が続けられているが、そんな中アフリカのナミビア政府がドイツ政府を非難した。

 

ドイツがジェノサイドの判断に反対

 

南アフリカは、大量虐殺などを禁じるジェノサイド条約に基づき、先日国際司法裁判所(ICJ)に対しイスラエルを提訴し、ガザ地区での攻撃を止めさせる緊急措置をとるよう要請した。

 

公聴会では、現在イスラエル軍がガザ地区の一般市民を殺害している証拠などが提出されたが、ドイツ政府は12日、「イスラエルへのジェノサイド(大量虐殺)の非難に、断固反対する」との声明を発表したという。

 

またドイツ政府は、イスラエルに対する大量虐殺の非難はまったく根拠がなく、南アフリカの提訴は、国連ジェノサイド条約の「政治的手段化」に当たると述べ、イスラエルに代わり、この訴訟に介入することを申し出たそうだ。

 

これに対し、ナミビアのHage Geingob大統領は、ドイツ政府に対して「第三国として弁護に介入するという決定を再考するよう」求めたという。

 

「ナミビアでの大量虐殺を償っていない」

 

そもそもドイツは過去にナミビアを植民地支配し、1904年から1908年の間、ドイツ人の入植者が7万人以上のヘレロ族とナマ族を虐殺したという。

 

このためナミビアのGeingob大統領は、次のように述べ、ドイツ政府を非難した。

 

「ドイツは、ナミビアにおける大量虐殺の償いを含め、道徳的にも国連ジェノサイド禁止条約への関与について表明できず、同時にイスラエルを支援することはできない。そもそもドイツ政府は、ナミビアの地で犯した大量虐殺をまだ完全に償っていない」

 

国際司法裁判所は今月中に緊急措置を命じるかどうかの判断を下すとみられるが、大量虐殺に関しての判断はその時点では下されず、審理に何年もかかる可能性があるという。

 

また国際司法裁判所の判断は最終決定となり上訴はできないが、その判決には強制力はないと言われている。(了)

 

出典元:BBC:Namibia criticises German support for Israel over ICJ genocide case(1/14)

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