「助けてEU、SOS!」ブレグジットを巡る鏡を使ったパフォーマンスが行われる
「ブレグジット」を巡って混迷を極めているイギリスで、市民らが崖の上にあつまりEUに助けを求めるパフォーマンスが行われた。
ヨーロッパ側にむけてSOS
そのパフォーマンスは先週末にかけ、400人以上もの親EUの人々が集まって行われたという。
彼らはイングランド南部Brightonmにある街、Saltdeanの近くの海に面した崖の上に立ち、ヨーロッパ側へ向けて鏡を動かし、「SOS」のシグナルを送ったそうだ。
この様子はドローンで撮影され、その後動画として編集された後、公開された。
企画したのはアーティスト
このパフォーマンスを企画したのは、ブリストル在住のストリート・アーティストであるDuncan McKellarさんだ。
彼は沿岸警備隊の許可を得て、ボランティアの人々に鏡を持ってもらい、この様子を撮影したという。
彼はパフォーマンスの目的について、talkRADIOに対し次のように語っている。
「この国には、現在起きていることから引き離されているような感覚や、政府に対する完全な絶望の雰囲気がよく示されています。私はこれらのフラストレーションを反映させ、またそのはけ口となるような、楽しい穏やかな方法を人々に与えたいと思ったのです」
McKellarさんは昨年も、アメリカとメキシコ国境沿いで人々に並んでもらい、やはり鏡を使ったパフォーマンスを撮影したという。
今回、人々がEUに送った「SOS」。これには、「ブレグジット」によって衰退する可能性があるイギリスを救って欲しい、もしくは「ブレグジット」をやめさせて欲しいといった意味が込められているのかもしれない。(了)
出典元:INDEPENDENT:Hundreds gather on south coast to flash ‘symbolic’ SOS to Europe(4/1)
出典元:talkRADIO:‘Symbolic SOS signal’ flashed to Europe from south coast(4/1)