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ロシア軍の生物スパイか?ノルウェーの沖合でハーネスをつけたベルーガを発見

ロシア軍の生物スパイか?ノルウェーの沖合でハーネスをつけたベルーガを発見
Facebook/Respectanimalrights

ノルウェーの漁師が先週、沖合でハーネスをつけたベルーガを発見し、さまざまな憶測が飛び交っている。

 

ベルーガの体にハーネス

 

そのベルーガが見つかったのは4月26日、ちょうど北極圏で漁をしていた漁船の船員が泳いでいるのを目撃したという。

 

ベルーガはよく人に慣れており、漁師が網を下ろそうとしていた時、網を噛んだり、船に頭をぶつけてきたりしたそうだ。

 

そして驚くことに、その体にはしっかりと締められたハーネスを身につけていたとか。

 

ロシア軍の施設から逃げ出してきた?

 

ノルウェー漁業管理庁のスポークスマンであるJoergen Ree Wiig氏によれば、そのハーネスには「備品、サンクトペテルブルグ」と書かれており、アクションカメラを装着できるようになっていたという。

 

その後、漁業関係者が極寒の海の中に入り、ベルーガの体からハーネスを取り外したのだが、この出来事によりある憶測が広がることに。

 

それはベルーガが、ロシア軍の施設から逃げ出してきたのではないか、というものだ。

 

さらにノルウェーの新聞社・Aftenpostenは、ロシア軍が海の哺乳類を使って軍事目的で訓練させている可能性について伝えている。

 

Facebook/Respectanimalrights
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ソビエト時代にはイルカを使って訓練

 

UiTノルウェー北極大学・海洋生物学教授のAudun Rikardsen氏も、「ムルマンスクにあるロシア海軍が関与した可能性がある」と語っており、ロシア北西部コラ半島にあるムルマンスク周辺には大規模な軍事基地があると指摘している。

 

もっとも現時点では、ベルーガが何のために訓練を受けたのか、また今回の出来事がこの地域におけるロシア軍の活動の一部であるかどうかについては分かっていない。

 

またロシア軍が過去に、軍事目的でクジラの仲間を使用したという記録もないらしい。

 

ただソビエト時代には、イルカを使った本格的なトレーニング・プログラムを実施していたという。

 

冷戦時代、ソビエト軍はクリミア半島の街、 Sevastopol にある基地を使用しており、機雷や他のものを探査するため、または爆発物を仕掛けるなどの軍事目的で、海の哺乳類を訓練していたそうだ。

 

また2016年にはロシアの防衛大臣が、トレーニング・プログラム用に5頭のイルカを購入するため公募入札すると明らかにしていたとか。

 

今回の出来事を受け、ノルウェーの軍関係者もベルーガに着けられていたハーネスに関心を示しており、当局も調査を進めているという。(了)

 

 

出典元:ABC News:Beluga whale with Russian harness raises alarm in Norway(4/29)

出典元:METRO:Russian ‘spy’ beluga whale spotted headbutting fishing boat off cost of Norway(4/29)

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