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英訪問中のトランプ大統領への抗議デモ、ネットに投稿されたその様子とは?

英訪問中のトランプ大統領への抗議デモ、ネットに投稿されたその様子とは?
Twitter/Hannah AlOthman

イギリスを公式訪問中のトランプ大統領に対し、ロンドンなどで抗議デモが起き、その様子がネットでも伝えられている。

 

参加者の数は昨年より減少か

 

トランプ大統領は2018年7月にもイギリスを訪問しているが、今回は国賓として招かれ、エリザベス女王が主催する晩さん会に出席したという。

 

前回の訪問でも、イギリスでは大統領に対する抗議デモが起きたが、今回のデモでは参加者の数がいくぶん減少したと言われている。

 

それでもデモには数千人が参加。トラファルガー広場や通りに集まり、プラカードを掲げ、抗議の意志を示したそうだ。

 

ベイビートランプが刺されてしぼむ

 

REUTERSによれば、デモ参加者は「お前の小さな手で女王に触れるな!」や「あいつをタワーに閉じ込めておけ!」「メラニアを自由にしろ!」などと叫んでいたという。

 

また参加者の中には気候変動問題に対処しない大統領の姿勢や、人種差別的あるいは女性蔑視の発言などを非難する人もいたそうだ。

 

 

これらの様子はさまざまな人々によって投稿されており、「ベイビートランプ」と呼ばれる巨大風船が膨らんでいく様子も見受けられた。

 


これだけではなくデモには、黄金の便器に座り、トイレをしているトランプ人形も登場。トランプ大統領の顔がプリントされたトイレットペーパーを販売する人も現れたという。

 


さらにトランプ大統領にそっくりな姿をした男性も姿を見せ、デモに参加し、通りを行進したと言われている。

 


その一方、トランプ支持派のイギリス人もおり、彼らは「このようなデモは、イギリスの最も強力な同盟国のリーダーに対する侮辱だ」と述べ、またデモ参加者との間でいざこざが起きたそうだ。

 

ある支持者の女性は「ベイビートランプ」を刺して、しぼませたという。その後女性は「国家安全保障を考えれば、これは不謹慎だ」と叫びながら歩き続けたが、やがて警察に連行されたと言われている。(下のツイートでは画面を押せば、表示が変わり、動画を見ることができる)

 

英で最も人気のない外国のリーダー

 

そもそもトランプ大統領はイギリスで最も好かれていない外国のリーダーで、「YouGov」の調査では支持率は21%しかない。

 

特に女性には不人気で、支持する人は14%にとどまっているという。

 

そのためかイギリスに到着したその日の晩には、オバマ元大統領と比較した画像も、ロンドン塔に投影された。

 

(了)

 

出典元:REUTERS:Thousands protest against Trump in London but fewer than last year(6/4)

出典元:CBS:Trump U.K. state visit: Pro-Trump activist stabs “Trump baby” balloon in London(6/4)

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