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同意なく子宮を摘出…不必要な手術を繰り返した米産婦人科医を起訴

同意なく子宮を摘出…不必要な手術を繰り返した米産婦人科医を起訴

アメリカで医師が多くの女性患者に、同意なく不必要な手術をし続けていたとして起訴され、先日裁判が行われた。

 

産婦人科のさまざまな手術を行う

 

医療詐欺と健康問題に関し虚偽の説明を行った容疑で起訴されたのは、バージニア州で2つの病院を経営していた、産婦人科医のJavaid Perwaiz被告(69)。

 

FBIの逮捕状によれば、同被告は女性患者らに許可を得ることもなく、情報を伝えることもなく、不必要な手術を繰り返し行っていたという。

 

その手術には「子宮摘出」や「卵管結紮(けっさつ:避妊のため卵管を糸で縛る手術)」、「掻爬手術(そうは:子宮内の内容物を掻きとること)」なども含まれていたそうだ。

 

11月14日、Perwaiz被告はバージニア州の連邦裁判所に出廷。判事は裁判が未決だが、被告を拘留するよう命じた。

 

510人の患者、42%が2回も手術

 

起訴状によれば2014年から2018年までの間、Perwaiz被告は、低額所得者のための国民医療保障「メディケード」を受給している女性の40%に手術を行っていたという。

 

また510人の患者のうち、42%は少なくとも2回手術を受けていたそうだ。

 

FBIは、患者から聞いたという病院関係者の通報を受け、2018年9月に最初に警告。その後、11月8日に同被告を逮捕した。

 

自然妊娠ができない体に

 

逮捕後、FBIは申し立てをした126人以上の女性に連絡。詳しく事情を聞き、調査を続けたという。

 

その結果、1人の女性は子宮内膜症の手術を受けた後、数年後に両方の卵管が内部まで焼かれているのが発覚。もはや自然に妊娠することができない体にさせられてしまう。

 

また別の患者は、卵巣を除去することに同意するも、手術後には腹式子宮全摘術が行われたことを知り、膀胱まで穴を開けられていたため、その後も敗血症になり約1週間の入院を余儀なくされたといわれている。

 

証言者らは、Perwaiz被告が患者を怖がらせ、手術を受けさせるために、日常的に「ガン」という言葉を使っていたと述べている。

 

同被告は、生まれ故郷のパキスタンで医学を学び、渡米後の1980年にバージニア州で医師免許を取得。しかしその後も、多くの問題行動を起こしていたという。(了)

 

 

出典元:BBC:US gynaecologist ‘performed hysterectomies without consent’(11/14)

出典元:NBC:Virginia doctor allegedly performed hysterectomies, tied fallopian tubes without consent(11/11)

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