動物保護施設を支援するため、米で駐車違反の罰金がキャットフードで支払可に
捨て猫の増加で困っていた米国インディアナ州の動物保護施設が、地元警察の協力を得て、ユニークな取り組みを始めた。
駐車違反の罰金を、お金ではなく、キャットフードで払ってもらおうというのだ。
動物保護施設がエサ不足
最初は可愛くて飼い始めたペットのはずだが、途中で飼うのを放棄してしまう人たちがいる。
こうして家を失った猫が最近増え続けており、インディアナ州マンシー市の動物保護施設「Muncie Animal Care & Services」は満杯状態。保護した動物たちのエサや備品などが足りず、困っていたという。
そんな保護施設に、意外な救い主が現れた。それは地元の警察署。駐車違反の罰金を、現金でなく、キャットフードや猫トイレの砂などの現物で納めてもらい、それを施設に寄付するというのだ。
海外ニュースメディアによれば、こんなアイディアが生まれた背景には、「捨て猫の問題はある意味市民が原因なのだから、捨て猫の保護も市民に助けてもらおう」という考えがあったらしい。
Patricia and Patsy are 2 yr old littermates that are spayed, current on vaccines and very confused.
キャットフードでもトイレの砂でも
Muncie Animal Care & Servicesは、7月15日、キャットフードで罰金支払いができることをFacebookで告知した。投稿文にはこう書かれている。
駐車違反切符を切られた?? Muncie Animal Care & Servicesで保護されている350匹以上の猫たちを助けたい?
私たちはMuncie警察と協力して、素晴らしいプログラムを開始しました。駐車違反金をお金で払う代わりに、キャットフード、猫トイレ用の砂、ドライ/ウェットタイプの缶入りキャットフード、猫用ベッド、毛布などで払えるというプログラムです。
これらのものの受け取りは市役所で行なっています。また、私たちの施設に直接持ち込んでくれても構いません。
施設では非常に多くの猫を保護しており、その数は増えるばかりです。私たちは地域の皆さんからのサポートに感謝します。また、皆さんにとっても、地域の保護施設を助ける良い機会になることと思います。
このプログラムを企画してくださったMuncie警察にありがとう!!
Got parking tickets?? Want to help the 350+ cats/kittens currently being cared for at Muncie Animal Care and Services?…
今回の取り組みは試験的なもので期間限定だが、いつでもこうできるようにするべきだ、という声がすでにSNSで上がっている。(了)
出典元:boredpanda:Indiana City Police Department Allows People To Pay Off Their Parking Tickets By Donating Cat Food(7/19)
出典元:People:Indiana City Letting Residents Pay off Parking Tickets by Donating Cat Food to Local Shelter(7/16)