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ミスUSA70年の歴史初、バイセクシャルを公表して25才が出場

ミスUSA70年の歴史初、バイセクシャルを公表して25才が出場
Instagram/saltyrachel

ミス・ユニバース機構が主催する全米規模のビューティー・コンテスト「ミスUSA」に、バイセクシュアルであることを隠さない女性が出場することになった。これは、70年の歴史がある「ミスUSA」コンテストで初めてのこと。

 

ユタ州代表となった25才

 

今月中旬、ミスUSAの予選といえるユタ州のミス・コンテストで優勝し、「ミス・ユタUSA」となったRachel Slawsonさん(25才)。

 

 

彼女は、自分がバイセクシュアルであることを隠さない。ミス・ユタUSAとなる以前からSNSでそれを公言し、「私はLGBTQかもしれないが、そのことは、私を形づくっているたくさんの要素のうちのたった一つにすぎない」と言う。

 

また、双極性障害でもある彼女は、海外メディアの取材を受けてこう話す。(双極性障害は躁状態とうつ状態が循環する精神障害で、以前は躁鬱病と呼ばれていた)

 

双極性障害であることや、LGBTQコミュニティでの自分の居場所を探す中で、「私はどうしてここに存在しているの?」と、いつも自分に問いかけてきました。そして分かったのは、私自身がその答えだということでした。

 

近年のミス・コンで目立つLGBTQ

 

今回のミスUSAだけでなく、近年のミス・コンテストではLGBTQの人たちの存在が目立つようになっている。

 

例えば2016年には、レズビアンであることを公表していたErin O’Flahertyさんが、ミズーリ州の代表として、ミスUSAとは別のコンテスト「ミス・アメリカ」に出場した。

 

また、2019年のミス・ユニバースでは、ミャンマーのSwe Zin Htetさんが同コンテストで初めてレズビアンであることを公表して出場。同性愛が犯罪とされるミャンマーの代表だったことが話題になった。

 

米国で、LGBTに関する差別的な報道を監視している団体「GLAAD(グラード)」のAnthony Ramos氏は、SlawsonさんのミスUSA出場についてこうコメントしている。

 

バイセクシュアルであることを隠さないRachel Slawsonさんがユタ州代表となったことは、LGBTQを社会に認めさせるための大きな進歩です。今年行われるミスUSAのコンテストは、LGBTQコミュニティに力強い応援のメッセージを送ることになるでしょう。

(了)

 

出典元:NBC News:Miss USA competition to include first openly bisexual contestant(1/23)

出典元:Mashable:First openly bisexual contestant to compete in Miss USA pageant(1/24)

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