黒板に緻密な人体解剖図を描いて教える美術の先生が凄い!
詳しい人体の解剖図を、黒板に手書きしてしまう先生が台湾にいる。樹徳科技大学で美術を教える鍾全斌(チュアン・ビン・チャン)先生だ。
数年前、ネットで話題になった彼は、医学の先生ではなく、視覚伝達学科でイラストや美術解剖学、絵画技法などを教えている。
手書きで教える美術解剖学
美術の世界には、美術解剖学という分野がある。人間の様々な姿をデッサンする際に、解剖学的な人体構造を知っておくと役立つからだ。
もちろん美術解剖学を勉強するには教科書を使う。だが、教科書を見たり読んだりするだけで終わらせないのが、鍾先生の授業の特徴といえる。以前にメディアの取材を受けて、先生はこんなことを話した。
教科書はありますよ。でも私のクラスではそれを読まずに、描くんです。美術を専攻する学生は、本に載っている図や絵を見ただけでは何も学べません。(美術を学ぶ)私たちは、手を動かしながら学ぶものなのです。だから私の授業では、私が黒板でやって見せた通りに、学生たちも自分で描かなければなりません。
女朋友:寶貝,辛苦一週拉~今天幫你槌背,有那裡特別酸的嗎?醫科男友:幫我多按一下小圓肌和T7-L4兩側,謝謝妳yo女朋友:😑…—-music -Bay Breeze by FortyThr33 https://soundcloud.com/fortythr33-43Creative Commons — Attribution 3.0 Unported— CC BY 3.0 http://creativecommons.org/licenses/b…Music promoted by Audio Library https://youtu.be/XER8Zg0ExKU
鍾全斌 OB Illustrationさんの投稿 2017年12月15日金曜日
授業風景がSNSで共有されるようになってから、鍾先生の名は学内外に広まった。学生たちからは「生きる教科書」と呼ばれ、二枚目の容姿も相まって絶大な人気を集めているそう。
才能ではなく練習の成果
あまりにも正確な解剖図を描いて見せる鍾先生は、美術の先生であるにもかかわらず、大学医学部の講師とよく間違えられるという。実は、厦門大学の医科学院に招かれて、解剖学の講義をしたことがあるそうだ。
どうしてこれほど見事な人体図が描けるのか? それはひたすら練習を積み重ねたかららしい。鍾先生自身は自分に才能があると思っておらず、「暇さえあればいつでもスケッチの練習をしたから」とメディアに話している。電車に乗って移動している間も、練習で人体図を描いていたそうだ。
鍾先生が得意なのは人体図だけではない。国際的なプロダクトデザインの賞として知られるレッド・ドット・デザイン賞では、2017年のポスター部門最優秀賞を取っている。(了)
出典元:Design You Trust:Taiwanese Teacher Uses His Awesome Drawings Skills On The Chalkboard To Teach His Students Anatomy(3/12)