NYの通りに巨大な「Black Lives Matter」の文字、全米各地にも
アメリカのニューヨーク市にある通りに、黒人差別に抗議するスローガン「Black Lives Matter」の文字が書かれ、注目を集めている。
アーティストやボランティアが制作
この文字が書かれたのは、ブルックリン地区にあるFulton通りだ。
6月13日と14日にかけ、通りは車の通行禁止となり、十数人のアーティストや地元のボランティアなどが、路面に黄色い文字で「Black Lives Matter」と書いたという。
またこの文字には、近年警察官の暴力で亡くなった黒人の人々の名前も添えられたそうだ。地元の住民であるLaClaire Robinsonさんは、取材に対して次のように述べている。
「私は希望を強く感じています。このことは私たちにとって、とても感動的で意味のある出来事です。物事(黒人差別や警察の暴力など)は直ちに変わらないでしょう。しかし、それでも未来への希望を与えてくれます」
首都やアメリカの各地で描かれる
もっともアメリカ国内で、このような文字が道路に書かれるのは、これが初めてではない。
首都のワシントンD.C.でも通りに、黄色の太文字で「Black Lives Matter」の文字が書かれている。
Wow, it’s done! New “Black Lives Matter” Mural painted in #WashingtonDC on road to White House (16th St.)
They started at 3:00 am & just finished. Mayor Bowser approved it: pic.twitter.com/kqmknUOaDR
— Joyce Karam (@Joyce_Karam) June 5, 2020
またネットにも各地で描かれた文字が、投稿されている。下はシアトルの通りの様子。
ノースカロライナ州のシャーロット。
今回、全国的に広がった抗議運動によって、この「Black Lives Matter」という言葉は人々の胸にしっかり刻まれたにちがいない。(了)
出典元:CBS Local:Black Lives Matter Mural Unveiled On Fulton Street In Bedford-Stuyvesant(6/14)