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英が輸入している医療防護具、北朝鮮の労働者を使った中国の工場から輸入か?

英が輸入している医療防護具、北朝鮮の労働者を使った中国の工場から輸入か?
Flickr_The National Guard

感染症治療の現場などで使用される医療用防護具(ガウンやキャップ、フェイスシールドなど)。これらが中国の工場において、北朝鮮労働者を使い作られていると、イギリスのメディアが伝えている。

 

防護具を中国の工場から仕入れる

 

英メディアの「ガーディアン」によれば、イギリスの保健省は同国にあるデザイン会社の「Unispace Global」と契約し、パンデミックが始まった後に作られた「Unispace Health」という調達会社から防護服を仕入れているという。

 

また「Unispace Health」は、中国の丹東市で大規模な工場を持つ「Dandong Huayang Textiles and Garments」というメーカーから、貿易会社を通じて、防護服などを仕入れているそうだ。

 

そしてそれらの工場は、北朝鮮からの労働者を酷使していると伝えている。

 

1日18時間労働、休みなし

 

その工場は中朝国境付近にあり、そこでは北朝鮮の女性らが1日18時間、ほとんどまたは全く休みを与えられないまま、働かされているという。

 

しかも彼女らは常に北朝鮮側の人間に監視され、自由に職場を離れることもできず、彼女らの給料の70%が北朝鮮政府に渡ると見られている。

 

「ガーディアン」の調査では、北朝鮮の労働者は1カ月に約3万4000円から約4万3000円を稼ぐが、給料のほとんどが北朝鮮のマネージャーに渡され、その後北朝鮮政府に運ばれるそうだ。

 

国連が「現代の奴隷」と指摘

 

国連はかねてから、北朝鮮政府が外国へ労働者を派遣していることについて、「現代の奴隷」の形をとった政府主導の強制労働だと指摘している。

 

また北朝鮮の労働者を工場が使うことは、現在国連が行っている制裁の違反にもあたるという。

 

アメリカも北朝鮮に対して独自に制裁を続けており、一部の北朝鮮人が作った製品ですら輸入を許していない。

 

しかし「ガーディアン」の調査では、アメリカやイタリア、ドイツ、南アフリカ、韓国、フィリピン、ミャンマーなどへ輸出される防護具などが、北朝鮮の労働者を使った工場で作られているという。(了)

 

 

出典元:The Guardian:UK sourced PPE from factories secretly using North Korean slave labour(11/20)

出典元:METRO:UK imported PPE from Chinese factories secretly using North Korean slave labour(11/21)

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