客にマスク着用を促し、売り場を案内する、日本のロボットが可愛い
海外の複数のメディアが、大坂で稼働していた日本のロボットについて取り上げている。
目的の場所まで客を案内
そのロボットとは「Robovie」。京都を拠点にしている「国際電気通信基礎技術研究所(ATR)」によって開発された人型ロボットだ。
「Robovie」は先月、大阪・住之江区ににある、サッカーJリーグ「セレッソ大坂」の公式ショップで稼働し、接客などをしていたという。
紹介された動画でも、「Robovie」はお客に対しマスクの着用をお願いし、目的の商品がある場所まで案内している。
また案内している間も、お客に気さくに話しかけながら売り場を移動していく、可愛らしい様子が映っていた。
カメラや3Dレーザーでマスクの有無を判断
「Robovie」はカメラや3Dレーザービーム技術を通して、客がマスクをしているかどうか、見極めるという。
そしてもしお客がマスクをしていなければ着用を求め、また他の客との距離を保つよう促すとされている。
実は「Robovie」は店舗でお客の要望に応える「接客サービス」に加え、適切でない行為をしているお客へロボットから注意を促し、協力をお願いする「注意喚起型のサービス」の効果を測定する実証実験として導入された。
実験はすでに先月10日から始められており、「Robovie」は月末まで稼働していたとみられ、状況に応じては延長することになっていたとか。
なんとも可愛いロボットだが、将来はこんな風に案内されることも普通になるのかもしれない。(了)
出典元:Reuters:Robot enforces mask-wearing, distancing at store in Japan(11/17)
出典元:ATR:店員ロボットの実証実験開始!(11/10)