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ワクチン接種を早く受けたい女性2人、老人に変装して接種会場へ【アメリカ】

ワクチン接種を早く受けたい女性2人、老人に変装して接種会場へ【アメリカ】
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新型コロナウイルスのワクチン接種がすでに始まっているアメリカでの出来事。

 

フロリダ州オレンジ郡では、65才以上の高齢者を対象としたワクチン接種が現在進行中。65才未満はまだ接種を受けられないのだが、変装して年齢を偽り、早く接種を受けようとした女性2人が捕まった。

 

彼女らは、すでに1回目の接種を済ませており、当局は年齢のチェック体制に不備がないかを再度見直している。

 

つば広帽子とメガネで変装

 

接種会場である「オレンジカウンティー・コンベンションセンター」に現れたその女性2人は、ボンネットと呼ばれる古い形の女性用つば広帽子を被り、メガネをかけ、手袋をするなどして高齢者に変装していたとのこと。

 

会場で申告した生年月日が、接種予約時にオンラインで登録した生年月日と違っていたことから、年齢詐称が発覚した。

 

その後の調べで、彼女らはすでに1回目の接種を受けていたことが分かった。なぜ接種を受けられたかは明らかでないが、同じ変装の手口が成功したものと見られている。

 

フロリダ州保健省のRaul Pino長官は、メディアにこう発表した。

 

昨日(2月17日)、2人の若い女性が2回目のワクチン接種を受けるため、おばあちゃんに変装して(会場に)来たのを見つけました。2人が1回目をどううまくやったのかはわかりませんが、とにかく接種済みでした。ボンネット、手袋、メガネを着用した2人は、おそらく20代でしょう。

 

長官が20代と思った2人の年齢は、実際は34才と44才だった。それにしても規定の65才より10才以上若い。

 

海外メディアによれば、年齢を偽って接種を受けること自体は犯罪にならないが、接種会場への不法侵入ということで、この女性2人には罰金が課せられたとのこと。

 

チェック体制を見直し

 

Pino長官によれば、これまでにも若い男性が高齢の父親の身分証明を持って会場に現れ、早く接種を受けようとしたケースがあるとのこと。

 

保健省は、2人の女性が1回目の接種を受けることができた理由を調べるとともに、順番より早く接種を受けようとする人たちを発見できるよう、早急にチェック体制を見直す予定だ。(了)

 

出典元:abc25 WPBF:2 Floridians dress up as elderly women in effort to get COVID-19 vaccine, official says(2/19)

出典元:Metro:Women aged 34 and 44 disguise themselves as bonnet-wearing grannies to get Covid vaccine early(2/19)

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