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イギリス・ハートフォードシャー州ロイストンにあるスーバー「TESCO（テスコ）」の駐車場で、合計100台近くの車の電子キーが効かなくなるという出来事があった。原因は今も分かっていない。

ドアが開かない、アラームが鳴り出す

この怪現象が起こったのは2月25日頃。駐車場に車を停めていた客たちの電子キーが反応しなくなり、ドアロックを解除できなくなった。また、セキュリティアラームが勝手に鳴り出した車もあった、と海外メディアは報じている。

多数の通報を受けた警察は、電気通信・放送の規制を行うOfcom（英国情報通信庁）の技術者とともに現場の様子を調べたが、その区域一帯で電子キーが機能しなくなってると分かっただけで、詳しい原因については分からなかった。

この現象は断続的に3日間続き、影響を受けた車は合計100台近くになったという。

SNSには「満月のせいだ」「宇宙人がやっている」「誰かの陰謀だ」といった意見が上がっているが、Ofcomの専門家は、少なくとも「何者かが悪意を持ってやったことではない」と考えている。

未だに原因不明

怪現象の具体的な原因は未だに不明だ。

電子キーは無線で車本体に信号を送るので、その無線電波を何かが妨害している、と見られている。それなら、駐車場付近の何が電波を妨害しているのか？

Ofcomの周波数帯管理センターから派遣された技術者が数回にわたって調査したが、彼らが現場に到着した際にはいつも怪現象は止んでいて、何の手がかりも掴めていないそう。

Ofcomは、過去に同様の現象を解決しており、その時は「故障した玄関カメラや旧式の電球が原因だった」という。

TESCOの駐車場では、2月27日の午後以降、この現象は起こってないとのこと。Ofcomと警察は、原因となっていたものが取り払われたか修理されたのだろうと見ている。今も調査は続けているようだが、原因は永遠に分からないのかもしれない。（了）

出典元：Metro:Mystery as 100 drivers are locked out when keyfobs suddenly stop working at Tesco(3/1)

出典元：HertsLive:Mystery continues after shoppers locked out of their cars at Royston Tesco(3/3)