【G7サミット】廃棄された電子機器で作られた各国首脳の像が登場
現在、G7サミットがイギリスで開催されているが、これに先立ち、出席する各国首脳のユニークな像が作られた。
日本の総理大臣の像も
この像を制作したのは、彫刻家のJoe Rushさんだ。
彼はG7サミットに合わせ、イングランドの町、コンウォールにおいて、廃棄された電子機器を使った各国首脳の像を作ったという。
像は7人の首脳の顔をデフォルメして作られ、まるでアメリカ・サウスダコタ州のラシュモア山にある歴代米大統領の像のように連なっている。
そこにはイギリスのボリス・ジョンソン首相やアメリカのジョー・バイデン大統領、そして当然、日本の菅義偉総理大臣の顔も描かれている。
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電子機器の廃棄による被害を訴える
この像の名前は「Mount Recyclemore(リサイクルモア山)」。やはりラシュモア山にちなんだとみられ、電子機器の廃棄による被害を訴えるために作られたという。
Rushさんは「musicMagpie社」から作品制作の依頼を受け、この像を制作。サミットが開催されるカービス・ベイ・ホテルの対岸という、首脳らが目につきやすい場所を選んだそうだ。
Rushさんは、この像を作ることで、電子機器をもっと簡単に再利用したり、リサイクルできるようにしたりする必要があることを示したいと望んでいる。その上で次のように呼びかけている。
「この作品が彼ら(各国首脳)を見ていることで、彼らの良心を刺激し、この廃棄物ビジネスではみんな一緒だということを実感してもらえればと思っています。重要なメッセージは『お互いに話し合おう』ということ、この混乱を解決しましょうということです」(了)
出典元:BBC:G7: ‘Mount Recyclemore’ of leaders made from electronic waste in Cornwall(6/10)