アメリカは5〜11才のワクチン接種へ、政府が計画を発表
アメリカ政府は、5〜11才の子どもへのワクチン接種計画が整ったことを発表した。食品医薬品局(FDA)の許可が下り次第、いつでも実施できる態勢だ。
ファイザー製ワクチンを速やかに配布
今月20日、ホワイトハウスは「5〜11才へのワクチン接種が許可された場合に、ワクチンを速やかに配布し、全国の家族が、手軽に、公平に接種を受けられるようにする計画」を発表した、と報じられている。
ワクチンはファイザー製。FDAは現在、子供へのファイザー製ワクチンの使用可否を審議中だ。結果は数週間以内に出ると見られている。
政府の計画では、ワクチンは2万5000の小児科クリニックや一般のクリニック(一次医療機関)、薬局などに早急に配布される。また、11月までに100以上の小児専門医療機関で接種会場を開設できるよう、小児病院協会と協議を進めているとのこと。学校での接種も検討されている。
ホワイトハウスで新型コロナウイルス対策を担当するJeff Zients氏によると、FDAの許可が下りれば、1週間以内に1500万回分のワクチンを発送する準備が出来ており、その後は週に数百万回分ずつ発送を続ける予定。
ワクチンは十分な量が確保されており、この計画でアメリカの全ての5〜11才(2800万人)が接種可能になる、と海外メディアは報じる。
大人の1/3量を2回接種
ファイザー社によれば、5〜11才の子どもの接種は、大人の1/3の(成分)量である10マイクログラムの注射を2回行う。
政府は、これに応じた小分けのパッケージでワクチン配布を行う予定。また、子供向けの小さな注射針も同時に配布する。
アメリカのメディアによれば、学校の新学期が始まるこの時期、デルタ株がいまだに広まっていることを心配する多くの親たちが、子供の接種を切望しているそうだ。先週一週間で、アメリカでは約13万1000人の子供が新型コロナウイルスに感染したという。(了)
出典元:Metro:Joe Biden unveils Covid vaccine plan for 28million children aged 5 to 11(10/20)
出典元:CNBC:White House rolls out plan to quickly immunize kids age 5 to 11 against Covid(10/20)