英で「オミクロン株」の感染者が1日で約40%増加、合計336人が陽性
イギリスでは新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」に感染する人が増えており、警戒が続いている。
市中感染が起きている
イギリスの保健当局は12月6日、過去24時間で「オミクロン株」に感染した人が90人確認され、合計で336人になったと発表した。
これは1日で約40%も増加したことになり、陽性と判定された人も旅行関連ではなく、市中で「オミクロン株」の感染が起きているという。
英国保健安全局(UKHSA)によると、感染者90人のうち64人がイングランドで、23人がスコットランド、3人がウェールズとされ、今のところ北アイルランドでは「オミクロン株」への感染は確認されていない。
「発病までの時間が短くなる可能性」
サジッド・ジャビット保健相は12月6日、国会(下院)議員に対し「イングランドの複数の地域」で、海外渡航との関連性がない変異株(オミクロン株)の患者が発生していると述べている。
また、この変異株が「回復への道を踏み外す」ことがないとは保証できないとし、「オミクロン株は感染から発病までの時間が短くなる可能性がある」と付け加えたという。
「オミクロン株」の影響については、科学者の間でも意見が分かれており、今までのところ、症状は比較的軽度であるとの指摘もある。
5万1459人が新型コロナ陽性
一方、新型コロナ全体の感染者数も最近増えており、12月6日には1日に5万1459人が陽性となり、41人が死亡したそうだ。
直近の24時間でワクチンのブースター接種を受けた人は約30万人で、これは政府が目標としている1日50万人を大幅に下回っているという。UKHSAの最高責任者であるジェニー・ハリーズ博士は、次のように述べている。
「我々は、この変異株が感染性や重症度、死亡率、抗体反応、ワクチン効果に及ぼす影響を理解するための努力を続けています。ワクチンの接種は、この新しい変異株に対する防御力を高めるために非常に重要です」(了)
出典元:METRO:Omicron surges by 40% in a day as total cases jumps to 336(12/6)