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ペルーにある3800年前の遺跡から、人やヘビが描かれたレリーフを発見

ペルーにある3800年前の遺跡から、人やヘビが描かれたレリーフを発見
Facebook/Zona Arqueológica Caral

先週の木曜日、アメリカ大陸で最も古い文明に属すると思われる遺跡から、奇妙な壁のレリーフが発見されたことが発表された。

 

人間の頭やヘビが描かれた壁

 

その壁とは約3800年前のものと考えられ、ヘビや人間の頭などが描かれていたという。

 

壁の高さは約1m、横幅は2.8m。ペルーの首都リマから、北へ約110km離れた海沿いのVichamaという街にある遺跡で発見された。

 

その遺跡は最近発見された「Caral文明」の発掘地点の1つとされ、その文明については2007年から考古学者らによって調査され、「Norte Chico(文化)」という名前で知られているそうだ。

 

Facebook/Zona Arqueológica Caral

 

4大文明と同時期に栄えた「Caral文明」

 

「Caral文明」は今から約5000年前に発祥し、アメリカ大陸では最も古く、メソポタミアやエジプト、黄河文明と同時期に栄えたと考えられているという。

 

そして当時の人々は、ペルー北部から中部にかけての海岸沿いにあるSupe谷と呼ばれる地域に住んでいたとみられている。

 

今回発見されたVichamaの遺跡は、紀元前1800年から3500年に遡るとされ、人々は主に漁業を営んでいたと考えられているそうだ。

 

壁の像は日干しレンガを作る粘土のような素材で作られており、埋葬空間の入口付近に飾られていたそうだ。

 

Facebook/Zona Arqueológica Caral
Facebook/Zona Arqueológica Caral

自らの苦境を描いた可能性

 

壁の像には4つの人の頭が隣り合って描かれており、目は閉じられ、その間を2匹のヘビが通り過ぎていくような姿が表されている。

 

そしてヘビは土を掘り起こしているような擬人化された種子の象徴と思われるものに、頭を向けているという。

 

Facebook/Zona Arqueológica Caral
Facebook/Zona Arqueológica Caral

 

考古学者のRuth Shady氏は、先週この壁を発見したと発表。さらにこのヘビが土地の灌漑や種を育てるための水の神を表しているのでは、という仮説を立てている。

 

またそばで発見された像はやつれ果てた人間の様子が描かれていたことから、当時の人々が農業生産に大きな影響を与える水不足や、天候の変化によって自らの苦境を描こうとしたとも考えられるという。

 

「Caral文明」の遺跡は、これまでに25ヘクタールの敷地から22の建物の廃墟も見つかっており、それらは紀元前1800年から1500年の間のものとみられているそうだ。(了)

 

 

出典元:DW:Archaeologists unearth 3,800-year-old wall relief in Peru(8/17)

出典元:euronews:Watch: Mural made by oldest civilisation in the Americas unveiled(8/17)

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